新たにトッテナム・ホットスパーの監督に就任したトーマス・フランクは、ノースロンドンでの初シーズンに向けて自身のコーチング・スタッフを編成している。
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トーマス・フランクは、マット・ウェルズとスチュアート・ルイスを新体制のコーチング・スタッフの一員として任命したと、football.londonは理解している。
新たにスパーズのヘッドコーチとなったフランクは、ここ数週間で複数の候補者と話をしており、自身のフットボール・スタイルを実現できるとともに、チャンピオンズリーグ復帰によって多忙となるシーズンを戦ううえで経験を提供してくれるコーチ陣の編成に取り組んできた。
フランクは、ブレントフォードからジャスティン・コクレインをファーストチームのアシスタントコーチとしてクリス・ハスラムをパフォーマンス責任者兼ファーストチームのアシスタントコーチとして連れてきた。さらに、ジョー・ニュートンをファーストチームのコーチ・アナリストとして招いている。
また、かつてフランクの下でブレントフォードに在籍していた、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルにも在籍していたアンドリース・ゲオルグソンも、攻守のセットプレーに関する専門知識を持つファーストチームのアシスタントコーチとして加わっている。
アンジ・ポステコグルーのスタッフからは、ニック・モンゴメリー、セルジオ・ライムンド、マイル・イェディナクが先月クラブを退団し、GKコーチのロブ・バーチもフランク体制には加わらない見通しだ。リヴァプールやアメリカ代表のGKコーチの経験があるファビアン・オッテが、新体制でその役割を担うと見られている。
高く評価されているウェルズはフランク体制の一員として残留する見込みだ。ウェルズはポステコグルーの下でシニア・アシスタントコーチに昇格していた。36歳の彼は、トッテナムの1961年のダブル達成メンバーでレジェンドのクリフ・ジョーンズの孫でもあり、クリス・デイヴィスやライアン・メイソンのように将来的にはフットボールリーグの監督になるとの期待も寄せられているが、当面はその経験をフランクのスタッフとして提供することになる。
ウェルズとコクランは、クラブのアカデミーで何年も一緒にコーチを務めてきた経緯があり、互いに大きな敬意を持ち合う友人でもあるとされている。
以前、football.londonはU-18の監督であるルイスが、新監督の下でコーチング・スタッフ入り候補に含まれていると報じていたが、スパーズでこの3年間に3つのトロフィーを獲得した37歳の彼が、今回ファーストチームのコーチへと初めてステップアップすることになりそうだ。
土曜日には、多くのトッテナム選手たちがホットスパー・ウェイに戻り、スポーツサイエンス・スタッフとともに各種テストやトレーニングを開始した。彼らは今後数日でコーチング・スタッフとともにピッチに姿を現すことになる。
クラブの国際選手たちは今後7日間で段階的に戻ってくる予定であり、U-21およびU-19欧州選手権に出場したアーチー・グレイ、マティス・テル、ウィルソン・オドベール、マイキー・ムーアらは、シーズン開幕前にさらに長めのオフを選択することも可能だ。
