モハメド・クドゥスは、トッテナムがトーマス・フランクのスカッドを強化するにあたって獲得に関心を寄せている選手のひとりである。
football.london/Rob Guest
今シーズン、4つのコンペティションで戦えるスカッドをトーマス・フランクに託すべく、トッテナムの次なる移籍市場での動きに注目が集まっている。ケヴィン・ダンソとマティス・テルの完全移籍に続いて、スパーズは将来を見据えたチーム作りの一環として、川崎フロンターレの高井幸大との契約締結が目前に迫っている。
ブライアン・ムベウモやエベレチ・エゼといった選手のN17への移籍が取り沙汰されるなか、ファンは大物補強を切望している。とはいえ、ムベウモはマンチェスター・ユナイテッドに向かう可能性があり、アーセナルがエゼ陣営と接触しているとも伝えられているため、スパーズが両者を逃す可能性もある。
前線のオプションを強化するという点で、ウェストハムのエース、モハメド・クドゥスがトッテナムへの移籍と報じられている。彼はスパーズの夏の移籍計画において関心を寄せられている多くの選手のひとりである。
このガーナ代表は、2年前にアヤックスからハマーズに加入したばかりだが、早々に移籍する可能性もある。クドゥスの契約には8,500万ポンドの契約解除条項があり、これは7月初の10日間にプレミアリーグのクラブに適用されると伝えられる。ただし、トッテナムはこの金額を大きく下回る金額で取引を成立させられる可能性がある。
24歳のクドゥスはロンドンでの最初のシーズンで大きなインパクトを残し、デヴィッド・モイーズの下で14ゴール、9アシストを記録した。実際、彼は2023年11月の試合でフランク率いるブレントフォード相手に1ゴール、1アシストを記録し、3-2で敗れた試合で存在感を示した。その3ヶ月後の4-2の勝利でもアシストを記録している。
ただし、昨季は思うようにいかず、低迷するウェストハムで5ゴール、4アシストにとどまった。トッテナム・ファンは、彼が2023年10月のトッテナム・ホットスパー・スタジアムでのロンドン・ダービーで、クドゥスがミッキー・ファンデフェンとパぺ・マタル・サールと衝突し、退場処分を受けたことを覚えているかもしれない。
その2人は、もしクドゥスが今夏中にノースロンドンのクラブに移籍すれば、彼のチームメートになる可能性がある。昨シーズン、ウェストハムで思うような成績を残せなかったとしても、フランクが彼を次のレベルに引き上げることができる存在であるのは疑いようがない。
スピードがあり、ドリブルがうまく、ひらめきのあるプレーを生み出せる選手であるクドゥスに対し、デンマーク人指揮官は彼の時折見せるパフォーマンスの不安定さを改善し、毎週高いレベルでのプレーを引き出す手助けができるかもしれない。