ルカ・ヴシュコヴィッチは、ついにクラブに移籍が決まってからほぼ2年を経て、今、初めてトッテナムのチームメイトとともにプレーしている。
football.london/Rob Guest
ホットスパー・ウェイでの初日のトレーニングに参加したことで、ルカ・ヴシュコヴィッチのトッテナムでのキャリアが始動した。過去2シーズンにわたり、ラドミアク・ラドムとウェステルローへのローン移籍を経て、クラブ・カラーに身を包むこの才能あるクロアチア人の姿を見るまで、スパーズ・サポーターは長い間待たされることとなった。
トッテナムが他のヨーロッパの強豪クラブの関心を受けながらもハイデュク・スプリトとヴシュコヴィッチの獲得で合意に達したのは、2023年9月のことだった。彼は当時まだ16歳だったため、FIFAの規定により2025年にトッテナムに加わることが決まっていた。
2024年1月にまずポーランドのラドミアク・ラドムへと向かったこの18歳は、エクストラクラサ（ポーランド1部リーグ）で14試合に出場して3ゴールを記録し、単なる才能あるディフェンダーにとどまらないことを示した。2024/25シーズンには、今度はベルギーのウェステルローで36試合7ゴールと、その得点力を再び披露した。
トーマス・フランクとトッテナムは、非常に優れた選手を手に入れたようであり、彼はセットプレーの場面で大きな武器となる可能性がある。ウェステルローでのシーズンでは、そのシーズンの後半にローンで加入していたトッテナムのミッドフィルダー、アルフィー・デヴァインとともにプレーした。
昨シーズン、デヴァインにとってもう一年のローン先でのトップチーム経験を積む機会となり、ヴシュコヴィッチにとっては、トッテナムに関するさまざまなことを教えてくれる人物とともにプレーする機会となった。2人がヘット・カイピー（ウェステルローのホーム・スタジアム）でのシーズンを共に過ごした後、プレシーズン初日となる土曜日にホットスパー・ウェイで再会する姿が見られたのは、何の不思議もなかった。
彼らは、ローンから戻ってきた選手たちの中に含まれており、ヤン・ミンヒョク、ジェイミー・ドンリー、ブライアン・ヒル、アレホ・ベリスらもそこにいた。トッテナムはその後、トレーニング初日の様子を公式ウェブサイトに短い映像としてアップロードし、ファンたちはヴシュコヴィッチの姿に注目し、その体格の大きさに驚いた。
その映像では、クロアチアの若者がまずいくつかのテストを受け、その後、デヴァインとデイン・スカーレットとともにジムでのトレーニング・メニューに参加する様子が見られた。初日ということで選手たちは少人数のグループに分けられており、新たな環境への適応を目指すヴシュコヴィッチにとって、よく知る顔と行動を共にするのは理にかなっていた。
