長年私たちのホワイトハート・レーンの前で誇り高く構えていた有名なビル・ニコルソン・ゲートが、この夏に再建されることになりました。
1970年代にピーター・ロビンソンが撮影した有名な写真で、偉大なビル・ニコルソンと唯一無二となった象徴的な黒と金の鋳鉄製ゲートは、2015年に新スタジアムの建設に先立ち撤去され、以来、安全に保管されてきました。
ビルは1936年にトライアルのため初めてそのゲートをくぐり、アーサー・ローの先駆的なプレースタイルで1950-51シーズンにリーグ優勝を果たしたチームで選手として活躍した後、クラブ史上最も栄光に彩られた監督となり、1961年にリーグとFAカップのダブルを達成し、その2年後には初の欧州制覇を成し遂げました。クラブがトロフィーに満ちた時代の始まりでした。
何世代にもわたるファン、選手、そしてスタッフは、ホワイトハート・レーンへの道中でビルの足跡をたどってこのゲートを通過してきました。私たちは、これらのゲートの文化的、歴史的な価値を認識しています。
ゆえに過去10年間でこのエリアでの大規模な建設と変革を考慮し、新スタジアムの環境内で最も適切な場所を慎重に探してきました。
ファン諮問委員会(FAB)と緊密に協議した結果、スタジアムの北側にあるチケット・オフィスと歴史的建造物の間にあるPAXTON17内を、ゲートを再建する場所を決めました。
その工事は既に開始されており、8月16日(土)のシーズン開幕戦のバーンリー戦までにゲートを完成させる予定です。
マッチデーのファンにとって素晴らしいフォト・スポットとなり、地域の主要な観光スポットとなることが期待されます。クラブと地域の歴史的にも、建築的にも価値があり、そしてその遺産を形作った素晴らしい人物たちを探訪する「ヘリテージ・ツアー」の一部となります。
ダニエル・レヴィ会長は次のように述べています。
「ビル・ニコルソン・ゲートは当クラブの遺産として非常に重要であり、今夏に故郷に戻ってくることを大変誇りに思います」
「近年、このエリアで大規模な工事が行われてきたため、急がずに再建の場所を決めることにしました」
「私たちは、建築家、建設委託先、ファン諮問委員会と協力し、慎重に計画されたプロセスを実施してきました。そして、適切な解決策を見つけることができました」
「来シーズン、スタジアムにファンを歓迎することを楽しみにしています。ビルの家族やかつての選手たちも、このゲートを見学し、クラブとその豊かな歴史との密接なつながりを感じていただけるでしょう」

ビル・ニコルソン・ゲートの名前の由来となったこの象徴的な写真は、ピーター・ロビンソンの最高傑作と共に、8月31日までOOFギャラリーで展示されています。
『ダブル・ビジョン』は、写真家であるロビンソンの60年を超えるキャリアを俯瞰し、下部リーグからトップレベルまで、世界中のフットボールを記録した作品です。この展覧会では、ロビンソンの作品を、ペナルティキックの心理、怪我を装う選手、急いで描かれた背番号など、テーマごとに分類して紹介しています。
ロビンソンは、7月12日(土)午後1時から3時まで、トッテナム・エクスペリエンスのスパース・ショップからアクセスできるOOFギャラリーに登場し、有名なビル・ニックの写真の限定プリント版にサインを行います。
スパーズのレジェンド、オジー・アルディレスとマーティン・チバーズもこのイベントに登場し、彼らが写っているロビンソンの写真の特別プリント版にサインを行います。
サイン入りプリントは、7月10日(木)までOOFを通じて事前予約が可能で、その収益は、生活の質が損なわれている元選手たちを支えるための慈善団体、トッテナム・トリビュート・トラストに寄付されます。
