高井幸大の移籍がルカ・ヴシュコヴィッチや他のトッテナムの若手ディフェンダー陣に与える影響

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トッテナムは、また一人若いセンターバックを迎えることになるが、すでに飽和状態のセンターバックのポジションの才能ある若手たちにとってどういう意味を持つのだろうか?

football.london/Alasdair Gold

高井幸大は今月、川崎フロンターレから500万ポンドで契約を結び、来月にトッテナムに加入する予定だが、迎え入れるセンターバック陣はすでに人材でひしめいている。

マティス・テルのローン移籍を3000万ポンドで完全移籍としたトーマス・フランク体制の始まりに続き、スパーズは20歳の高井を獲得した。これは日本人選手としてJリーグ史上最高額の移籍金となる。プレミアリーグの水準では高額ではないものの、9月に21歳になる高井は、近年クラブに加わった他の多くの若手選手よりもはるかに経験を積んでいる。

身長6フィート3インチ(約190cm)のこのセンターバックは、川崎で78試合に出場し、2024年の日本スーパーカップを制した立役者であり、同年のJリーグ最優秀若手選手にも選ばれた。AFCチャンピオンズリーグでは13試合出場し、先月決勝に進出した川崎の主力だった。特に、クリスティアーノ・ロナウド、サディオ・マネ、ジョン・デュランらを擁するアル・ナスルとの準決勝のアウェイゲーム(3–2の勝利)で称賛を受けた。

高井は日本代表としてワールドカップ予選にこれまで4試合出場しており、昨年10月の内転筋負傷がなければさらに多く出場していただろう。日本代表では欧州クラブに所属する選手が多数を占める中、Jリーグでプレーする彼が選出されたのは、寄せられる信頼の証でもある。

価格は低くとも、その実力を裏付ける経験がある高井は、フランク体制で今季ファーストチームの中心メンバーになることが期待されており、新監督とコーチングスタッフは来月のプレシーズンのトレーニングでその姿をしっかりと見極める予定である。

では、彼の加入は、人材がそろうセンターバック陣にどのような影響を及ぼすのか?

現在のシニアなら選手には、クリスティアン・ロメロ、ミッキー・ファンデフェン、ケヴィン・ダンソ、負傷中のラドゥ・ドラグシン、ベン・デイヴィスが名を連ねる。

加えて、アーチー・グレイも実質バックアップ要員だ。昨季、急遽センターバックに転向し、多くの試合でプレーした経験がある。

そして、期待されるのがルカ・ヴシュコヴィッチ。18歳の彼は今夏、ハイデュク・スプリトからいくつかのクラブへのローンを経てトッテナム入りする。身長6フィート3インチで、センターバックとして61試合の出場を積み、11ゴール、4アシストを記録し、今月クロアチア代表デビューを果たしている。

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