トッテナム・ホットスパーは、もう1人の若きストライカーをアカデミーに加えようとしており、攻撃陣の補強を進めることでUEFAの規則の回避に繋げようとしている。
football.london/Alasdair Gold
スパーズはこの夏、リーズ・ユナイテッドの若手選手オリヴァー・ボーストをユース部門に加える予定であり、移籍金として7桁の額(100万ポンド以上)がノースロンドンのクラブから支払われると報じられている。
ボーストは先月16歳になったばかりだが、リーズのU18チームの最後の8試合で9ゴールを挙げており、これからホットスパー・ウェイへと移籍することになる。
このU16イングランド代表フォワードの加入は、スチュアート・ルイス率いるU18トッテナムがすでに豊富な前線オプションを持っている中での補強となる。例えば17歳のジョージ・フィーニーは、昨夏、北アイルランドのグレントランから加入しており、元々トップチームでプレーしていた経験を持つ。彼はU18トッテナムでは主に中盤でプレーしていたが、それでも21試合で10のゴール関与(ゴールとアシスト)を記録した。
また、スパーズはルカ・ウィリアムズ・バーネットという逸材を擁しており、彼はU18プレミアリーグとFAユースカップだけで20ゴール、12アシストを叩き出した。さらに、U17プレミアリーグカップ決勝ではチャールトン相手にハットトリックを記録し、タイトル獲得に貢献した。
この16歳は攻撃的ミッドフィルダーやストライカーとしてプレー可能で、昨季はプレミアリーグで1試合、ヨーロッパリーグで3試合ベンチ入りも果たしている。
攻撃のタレントたちはまだまだいる。メイソン・メリアが来年1月に加入する予定となっている。スパーズはセント・パトリックス・アスレティックと彼の移籍で合意に達しており、移籍金は160万ポンド。これはアイルランド・リーグ史上最高額であり、出来高を含めるとさらにその倍額に達する可能性もある。
メリアは近年で最も注目されたアイルランドの若手の一人であり、スパーズはプレミアリーグや欧州の他クラブとの競争に勝ち抜いて契約を勝ち取った。しかし英国のEU離脱の影響により、彼が18歳になる9月以降でなければこの移籍は完了しないため、正式な加入は来年1月の移籍マーケットの期間中となる。
メリアは若くして驚くべき経験を積んでおり、体格にも恵まれていたことで15歳でセント・パトリックスのトップチーム・デビューを果たし、これまで公式戦76試合に出場、16ゴール、5アシストを記録している。ヨーロッパリーグ予選にも16歳で出場し、国際経験もすでに備えている。
そしてこの「ヨーロッパ」というのが、トッテナムが18歳以下の有望株を大量補強しているもう一つの理由でもある。