トッテナム・ホットスパーはマイキー・ムーアに新契約を提示しており、現在その最終合意に向けた交渉が始まっているとfootball.londonは理解している。
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この17歳のアタッカーはスパーズのアカデミーでも最も才能ある選手のひとりであり、昨季アンジ・ポステコグルーのもとでブレイクを果たした。昨年後半に病気で離脱した時期があったものの、シーズン全体で19試合に出場し、そのうち10試合がプレミアリーグでの出場で、3試合に先発した。
ムーアは左右のウイング、あるいは中央の攻撃的ミッドフィルダーとしてもプレー可能であり、トッテナムがヨーロッパリーグ優勝を果たした道のりでも存在感を発揮した。彼は3試合に先発し、さらに2試合で途中出場した。
グループステージのエルフスボリ戦で見せた、個人技での素晴らしいゴールでクラブ初得点を記録しており、同じくグループステージのAZアルクマール戦での活躍が大きな話題となった。
ジェームズ・マディソンは、そのAZ戦後にTNT Sportsにこう語っている。
「後半開始から20分間くらい、まるで左サイドにネイマールがいるみたいだった。ボールを要求して、全く物怖じしないんだ。若さならではの恐れを知らないメンタリティで、それは決して失ってほしくないものだよ。彼は本当に素晴らしい若者で、素直な青年だね」
「情報を素早く吸収できるし、才能は満載だ。だから僕としても年上の選手として、彼の助けになれたらと思ってる。彼には全ての能力がある。あとは集中してハードワークすること、それは彼もちゃんとやってる」
ポステコグルーも、ムーアについてこう語っている。
「ワクワクするね。こちらが与えたすべてのチャレンジを、彼は乗り越えてみせている。素晴らしい若者で、毎日懸命に取り組んでいるよ。クラブにとっても本当に楽しみな存在だよ」
今月イングランド代表としてU-19ヨーロッパ選手権に出場していたムーアに対し、トッテナムは現在2027年までとなっている契約を更新する新契約を提示しており、彼の8月の18歳の誕生日を前に交渉が開始されたようだ。
ムーアに対しては、来季のローン移籍を狙うイングランド国内外のクラブから強い関心が寄せられており、仮にこの契約延長がまとまらなかった場合に備えて、将来的な完全移籍を視野に動向を注視しているクラブも存在する。ユヴェントスも最近リンクされているクラブのひとつだ。だが、トッテナムとしては長期契約でそれを防ぐつもりであるとみられている。