サウジ・プロリーグのクラブが韓国代表フォワードに関心。
Telegraph/Sam Wallace
トッテナム・ホットスパーのキャプテンを務めるソン・フンミンは、クラブが来シーズンのチャンピオンズリーグに復帰する前に補強資金を捻出し、チームを再編しようとする中で、今夏、注目選手として退団する可能性がある。
スパーズにとって、先月ビルバオでヨーロッパリーグのトロフィーを掲げた32歳のソンの放出で移籍金を得るチャンスがある。クラブは今年1月、契約延長オプションを行使しており、ソンの現行契約は残り1年となっている。サウジ・プロリーグのクラブは以前からソンに関心を寄せており、彼はアジアとヨーロッパの両方で大きな支持を持つ、世界的なスターである。
ソンが去るとすれば、それは過去20年におけるスパーズの偉大な選手の一人として、最高の形での退団となる。2023年8月、長年のアタッキング・パートナーであるハリー・ケインの退団後、彼はキャプテンに任命された。慢性的な足のケガの影響で、リシャルリソンがマンチェスター・ユナイテッドとの決勝戦では先発に名を連ねたが、ソンは後半から出場した。
現代におけるスパーズ最高の補強選手と言っても過言ではないソンは、2015年にバイエル・レバークーゼンから加入し、プレミアリーグ、そして韓国代表でスター選手となった。シーズン最終戦であるホームでのブライトン戦では足のケガのためメンバー外となっていた。
現在、ソンは韓国代表に合流しており、今月中にイラク、クウェートとのワールドカップ予選2試合を控えている。韓国は大会出場に向けて、あと勝ち点1を得れば良く、ソンはケガの回復のため目立った出場はないと見られている。
アンジ・ポステコグルーの去就についても不透明な状況が続いており、ダニエル・レヴィ会長からは、オーストラリア人指揮官が来シーズンも監督を務めるという保証はまだなされていない。ポステコグルーはヨーロッパリーグ優勝セレモニー後、ギリシャで休暇を取っており、今週中にも決断が下される見込みである。
Telegraph Sport は月曜日、クラブを運営するENICで長年勤務してきたレヴィの側近、ドナ・カレンが退任すると報じた。カレンは2006年からクラブの取締役を務めていた。また、同じく長年クラブの要職を務めているオペレーション兼財務担当役員のマシュー・コレコットの今後についても疑問が生じている。