トーマス・フランク体制のトッテナム、移籍活動が火曜から本格始動 – まずは6300万ポンド規模の動き

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プレミアリーグ全体でクラブに変化が起きるタイミングが自然と存在するが、それは今週、トッテナム・ホットスパーにも当てはまることになる。

football.london/Alasdair Gold

移籍市場ではトッテナムに静けさが漂っているが、今週からはトーマス・フランクのスカッドに自然な形で変化が生じ始める。

スパーズのテクニカル・ディレクターであるヨハン・ランゲは、新監督のために補強を進めようと尽力しているが、まだホットスパー・ウェイの門をくぐり、正式に契約書にサインした新加入選手はいない。しかし、選手の契約が6月30日に切れることに伴って、今週火曜日(7月1日)には、いくつかの移籍が自然に成立する予定である。

つまり、バイエルン・ミュンヘンからマティス・テルの移籍が正式に完了することになる。この移籍には、2980万ポンド(3500万ユーロ)に加えて、最大420万ポンド(500万ユーロ)の出来高が含まれている。また、ランスからケヴィン・ダンソがトッテナムに移籍する2100万ポンドの取引も、フランスのクラブからのローン契約が月曜いっぱいで終了することで、火曜日に正式に決まることとなる。

さらに、2023年にハイドゥク・スプリトから契約済みでありながら、18歳の誕生日を迎え、ポーランドとベルギーでのローン期間を経てノースロンドンに正式加入できるようになったルカ・ヴスコヴィッチの加入もついに実現する。報道当時、このクロアチア人センターバックに関する総額はおよそ1200万ポンドとされていた。

これら3選手により、火曜日にはトーマス・フランクのための新戦力として、総額およそ6300万ポンドの出費が生まれることになる。もちろん、現在の市場では、トッテナム・ファンの中には「一人の選手にその金額を支払っているクラブもある」と指摘する者もいるかもしれない。

また、トッテナムは川崎フロンターレの20歳、日本代表ディフェンダーの高井幸大の獲得に向けた500万ポンドの取引をまだ完了させておらず、リーズ・ユナイテッド所属の16歳オリヴァー・ボーストに対しても7桁(100万ポンド以上)の金額が提示される可能性があり、他の若手選手同様、今夏のアカデミー新加入メンバーの一員として発表される可能性がある。

火曜日に会計年度の節目を迎えるのは、クラブに入ってくる選手だけではない。多くの選手たちがN17での時間に区切りを迎える日でもある。ピエール・エミール・ホイビュアはこの日をもって正式にマルセイユへ加入し、この移籍によりトッテナムには約1700万ポンド(2000万ユーロ)が入る見通しである。また、セルヒオ・レギロン、フレイザー・フォースター、アルフィー・ホワイトマンといった選手たちは、同日にトッテナムとの契約を終了する。そして、ティモ・ヴェルナーのローン契約も公式に終了し、RBライプツィヒへ復帰することになる。

つまり、ホイビュアの移籍金1700万ポンドを支出額から差し引くと、火曜日はトッテナムにとって実質的に4600万ポンドの純支出の始まりとなる。ただし、チャンピオンズリーグを戦う今季のトッテナムにとっては、これ以上の補強が期待されており、ダニエル・レヴィ会長もまた、トーマス・フランクにあらゆる大会での競争力を求めていると明言している。

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