だがポステコグルーのスタイルに対する批判は、「アンジ・ボール」がシーズン後半からほとんど見られなかったことを考慮すべきである。負傷者が増える中でも、スパーズはアグレッシブでプロアクティブなフットボールを続けようとしたが、12月22日のリヴァプール戦(6-3で敗北)以降、その姿はほぼ消えた。必要な選手を欠く中で、スパーズはより「一般的な」アプローチに移行した。より深く守り、プレスを減らし、より伝統的なサイドバックを用いたのだ。
ポステコグルーは、自らの原則を放棄したのかと問われるたびに明らかに苛立ちを見せ、疲弊した選手でダイナミックなフットボールをするのは物理的に不可能だと説明した。そして、最初は状況によって強いられたその現実的な転換こそが、スパーズをヨーロッパリーグ制覇に導く秘密兵器となった。
ポステコグルーとその仕事を巡る議論は、すべてビルバオに戻ってくる。ファンの間でも、そして最終的にはレヴィにとっても問題だったのは、「ヨーロッパリーグ優勝」がリーグでの失敗を帳消しにできるかどうかということだ。あの22敗はトロフィーによって相殺されるのか? それともプレミアリーグでのパフォーマンスこそが、ポステコグルー時代の真実を語っているのか?
シーズン終盤のリーグ成績を見てみよう。スパーズはイプスウィッチ戦で4-1と勝利し、事実上残留を確定させた。その後のリーグ戦12試合で勝ち点はわずか5ポイント。唯一の勝利は最下位で勝ち点12のサウサンプトン相手だけだった。
だが、これがスパーズの本当のレベルなのだろうか?
ポステコグルーはビルバオで明確に語っていた。彼は1月末以降、ヨーロッパリーグを最優先していたのだ。ロメロとファンデフェンを筆頭に、主力選手は欧州戦のために温存された。それはポステコグルーによる戦略的な選択であり、最終的にビルバオで正解だった。しかし、もしリソース配分が異なっていたら、トロフィー・パレードはなかったかもしれないが、22敗もなかったかもしれない。
あるいは、ポステコグルーと観客、特にアウェイゲームに帯同するサポーターとの関係を見てみよう。12月5日のボーンマス戦でスパーズが0-1で敗れた際、現地サポーターは彼に対して明確な不満を示した。シーズンが進むにつれ、ポステコグルーに対する観客の態度は徐々に冷たくなっていき、ホームで敗れるたびにブーイングは一段と大きくなっていった。
事態が決定的になったのは、4月3日のスタンフォード・ブリッジでのことであった。ポステコグルーがルーカス・ベリヴァルを下げてパペ・マタル・サールを投入すると、アウェイ席からはブーイングが起き、「お前、自分が何してるかわかってないだろ!」というチャントが歌われた。その直後にサールが同点弾と思われるゴールを叩き込むと、ポステコグルーはスパーズ・ファンに向かって耳に手を当て、手を振った。もっとも、そのゴールは結局取り消された。この一件は多くのサポーターにとって決定的な分岐点となり、クラブの上層部はポステコグルーとファンの関係がもはや修復不可能なまでに壊れてしまったのではないかと懸念するようになった。
だが、ビルバオ戦があって、そして多くのファンにとってその関係は修復されただけでなく、これまで以上に強いものとなった。