リバプールの獲得オファーによってマーク・グエイ争奪戦のデッドラインを突きつけられたトッテナム

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トッテナムはこの夏の移籍市場で新たなセンターバックの獲得に動く可能性がある。ただし、それは副キャプテンのクリスティアン・ロメロの去就次第となるだろう。

football.london/Lee Wilmot

事実、スパーズは現在、優れたセンターバック陣を抱えている。

1月の移籍市場ではケヴィン・ダンソを獲得し、今夏には若手ルカ・ヴスコヴィッチがようやくトッテナム・ホットスパー・スタジアムに到着する予定だ。

ロメロとミッキー・ファンデフェンは間違いなくファースト・チョイスのコンビであり、両者の間には非常に良好なコンビネーションが築かれている。しかし、そのコンビは崩れる可能性もある。なぜなら、アルゼンチン人ディフェンダーの将来には疑問符がついているからだ。

ロメロの現契約はN17で残り2年となっており、ここ数週間のスパーズの動向について、彼は“自分なりのやり方”で率直に物申してきた。

27歳のロメロは、ビルバオでヨーロッパリーグ決勝で劇的な勝利を飾った後、チームの結束の必要性を強調した。この時期、アンジ・ポステコグルーの将来についての憶測が飛び交っていた。

その後、ダニエル・レヴィによってポステコグルーが解任されると、ロメロは他の多くのチームメイトたちのようにオーストラリア人指揮官にすぐさま敬意を表することはせず、トーマス・フランクの就任後にようやくポステコグルーへメッセージを送った。

この行動は全く別のメッセージを発するものとなり、フランクが今、微妙な状況を引き継いでいる。レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードといったクラブが関心を寄せているものの、トッテナムはロメロを売却することには消極的である。

それでも、選手本人の意志次第ではクラブが動かざるを得なくなる可能性がある。ロメロの代役を見つけることは極めて重要となるが、そこで候補として長く名前が挙がっているのがクリスタル・パレス所属のセンターバック、マーク・グエイである。リリーホワイツはこのイングランド代表ディフェンダーに強い関心を寄せている。

しかし、グエイには多くのクラブが関心を示している。アーセナル、チェルシー、ニューカッスル・ユナイテッドもこの24歳の獲得に動いている。そして今、新たな競合が現れた。リバプールである。

リバプールはすでにこの夏、ジェレミー・フリンポンの獲得に巨額を投じており、さらに同じレヴァークーゼンからフロリアン・ヴィルツの1億1600万ポンドでの獲得も間近と見られている。

リバプールはボーンマスのミロシュ・ケルケズの獲得を目指しており、ジャレル・クアンサーがヴィルツ獲得のトレード要員としてレヴァークーゼンへ移籍するとの噂もあるため、センターバックの補強が必要となっている。

リバプールはこれまで今夏の補強を迅速かつ効率的に進めており、グエイに対しても「重要なオファー」を準備していると報じられている。グエイは現在、クリスタル・パレスとの契約が残り12ヶ月しかないため、パレスが昨夏に要求していた7000万ポンド超の移籍金を求めることはできないだろう。

このように、リバプールが迅速に動いていることから、スパーズにとってはこのセンターバックとの契約を成立させるための新たなデッドラインを突きつけられることとなったのだ。

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