トッテナムは今季も大量の試合をこなすことになり、特にチャンピオンズリーグのナイトゲームがスケジュールに大きな影響を与えることになりそうだ。
football.london/Alasdair Gold
トッテナムは今季、トーマス・フランクと共に複数の大会で勝ち上がることを期待されているが、チャンピオンズリーグおよび国内カップ戦が加わった全日程からは、その先に待ち受ける課題が明らかになる。
昨季アンジ・ポステコグルーの下でスパーズは60試合を戦い、ヨーロッパリーグを制し、カラバオカップでは準決勝に進出した。しかしプレミアリーグでは17位に終わり、FAカップでも4回戦を突破できなかった。負傷者続出、パフォーマンスの低迷、そしてポステコグルーが欧州戦を優先した判断がその要因となった。
ポステコグルーを解任した際、トッテナムは複数の大会でのタイトルを争うことを期待していることを明確にした。フランクもまた、前任者と同様に過密日程に直面することになり、大半の週で3~4日に1試合をこなすことになる。デンマーク人指揮官としては、負傷者に関してはより良い運に恵まれ、またクラブから強力なスカッド構築の支援を得て、8試合に拡張されたチャンピオンズリーグのリーグフェーズと国内の厳しいシーズンに対応していく必要がある。
フランクにとってこのようなヨーロッパの大会と並行してのシーズンは初体験であり、過去に経験があるのは約10年前にブレンビーでヨーロッパリーグ予選を10試合戦った程度に過ぎない。
スパーズ・サポーターは水曜朝、2025/26シーズンのプレミアリーグ日程を確認したが、そこに欧州戦と国内カップ戦の予定も加えてみることでスケジュールの混乱ぶりがはっきりと浮かび上がる形となった。欧州の大会に出場するクラブは例年通りカラバオカップには3回戦からの参戦となり、チャンピオンズリーグ出場クラブはプレミアリーグが土曜の開催に優先して変更させる可能性もある。
すでに11月にはチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの3連戦という悲惨な日程が待ち構えているが、そのチェルシー戦の直前にカラバオカップ4回戦、その直後にチャンピオンズリーグ第4節、さらにユナイテッドとのホームゲームの後にはインターナショナルブレイク明けにエミレーツへの遠征があり、次の欧州戦がすぐ控えるという激戦スケジュールになる。
また、来年1月から2月にかけてのシティ、ユナイテッド、ニューカッスル、アーセナルとの4連戦も、チャンピオンズリーグ第8節がシティ戦の直前に、カラバオカップ準決勝の第2戦がその直後に控えているため、さらに厳しさを増す。
さらに、ニューカッスル戦とアーセナル戦の間にはFAカップ4回戦とチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレーオフのファーストレグが挟まり、ホームでのノースロンドン・ダービーの直後にはセカンドレグが入ってくる可能性もある。
理想を言えば、スパーズは昨季からレギュレーションが変更となったチャンピオンズリーグのリーグフェーズでトップ8に入り、プレーオフを回避したいところだが、欧州屈指の大会でそれを達成するのは容易ではない。
以下にカップ戦を含めた2025/26シーズンのトッテナムの全試合日程を掲載する。