エベレチ・エゼに6800万ポンド移籍金を提示 – トーマス・フランクの新時代を象徴する補強へ

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トッテナムはこの夏、トーマス・フランクの象徴的な大型補強を狙うべく、クリスタル・パレスのエベレチ・エゼに照準を定めている。

Standard/Sam Tabuteau

エゼはリリース条項(約6800万ポンド)を有しており、昨季は歴史的名誉をもたらしたFAカップ決勝戦でマンチェスター・シティを破る決勝点を決めてパレスの勝利に貢献するとともに、クラブ初の主要タイトル獲得に導いている。

エゼのリリース条項に刺激された複数のクラブが関心を示しているが、その中には長年エゼを注視してきたトッテナムも含まれる。チャンピオンズリーグ出場権を得たスパーズへの移籍はエゼを説得する十分な材料となり得る。一方、パレスはFAカップ優勝後、欧州の大会(ヨーロッパリーグ)への出場権がまだ確定していない。

昨夏にもトッテナムがエゼに関心を示したが、パレスのスティーヴ・パリッシュ会長の話では、正式なオファーは提示されなかった。しかし今回は、フランク体制を始動したトッテナムの象徴的補強として再びエゼ獲得が現実味を帯びている。

スパーズはこの夏、ウイングの補強も検討しており、ボーンマスのアントワーヌ・セメンヨやブレントフォードのブライアン・ムベウモも候補に入っている。

しかし、セメンヨには7000万ポンド前後の移籍金が見込まれており、得点源を失いたくないボーンマスは残留を望んでいる。一方、ムベウモはマンチェスター・ユナイテッド移籍を希望しており、今夜も6000万ポンド規模の2度目のオファーが提示された。

そうなると、リリース条項があるエゼの方が、ソン・フンミンというクラブの象徴であるフォワードの将来を見据えたスパーズにとって、より魅力的な選択となる。

また、ブレナン・ジョンソンが昨季プレミアリーグで11ゴールを記録しスパーズのトップ・スコアラーとなった一方、フランクは攻撃陣に創造性が欠けたスパーズの問題を解消したいと考えている。

フランク体制下でミケル・ダムスゴーが復活し、ブレントフォードで10アシストを記録するなど活躍したこともあり、エゼの柔軟にウイングと中央で戦える特性は、トッテナムの攻撃に新しい可能性をもたらすと見られている。

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