アントニオ・コンテが“トッテナムにおける成功”の難題について発言

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元トッテナム・ホットスパーの監督が、ノースロンドンでの自身の時代とその終焉について語っている。

football.london/Alasdair Gold

アントニオ・コンテはトッテナム在任中、プレミアリーグ4位でのシーズン終了を祝うべきではないとスタッフに伝えていた。彼はコーチ陣に「自分たちはもっと大きな成功を経験している」と念を押していたという。

今週は、トーマス・フランクのスパーズの新監督就任と、17年ぶりにクラブにトロフィーをもたらしたばかりのアンジ・ポステコグルーの解任が話題をさらっているが、その前任者にあたるコンテが、自身のトッテナム時代を振り返っている。

ポステコグルーがヨーロッパリーグを制し、クラブにとって41年ぶりの欧州タイトルをもたらしたにもかかわらず解任されたことで、「トッテナムはタイトルよりもトップ4入りを優先しているのではないか」という議論がファンの間で起きている。

そんな中、コンテはトッテナムを去った後にタイトルを手にした元スパーズの監督の一人に加わった。先月、ナポリでセリエAを制覇したのだ。

今週、Sky Italiaのインタビューでコンテは、トッテナムでの4位フィニッシュを盛大に祝うことを、スタッフに控えさせたかったと明かしている。

「トッテナムでの1年は厳しかった。自分が就任したのは11月で、その時点では9位だったが、最終的にはアーセナルを抜いてチャンピオンズリーグ出場を決めた。両クラブのライバル関係はご存じの通りだ。彼らにとっては、チャンピオンズリーグ出場がプレミア制覇と同じくらいの意味を持っていたんだ」

「最終節の試合後、ドレッシングルームではチャンピオンズリーグ出場を祝っていた。そこで私はスタッフを呼んで言ったんだ。“我々はこういうことで喜ぶ人間じゃない。こういうものを祝うな。我々が慣れているのは、別の種類の祝福だ”。もちろん素晴らしい成果だったが、同時に“これはどういう種類の祝賀なのか”ということも理解すべきだった」

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