韓国代表スターのトッテナムでの将来は今夏、大きな岐路に立たされている。それは彼が長年クラブで夢見てきた目標をついに達成したことも理由である。
football.london/Alasdair Gold
トーマス・フランクがトッテナムのドアをくぐった後、最初に取り組む仕事のひとつが、クラブのキャプテンであるソン・フンミンの将来についての話し合いになるようだ。現在、ソンはこれまでになくスパーズ退団に前向きになっていると理解されている。
フランクは数日中にブレントフォードからトッテナムへの移籍が決まる見通しであり、両クラブ間での合意が最終段階に入っている。彼がロンドンを横断して連れてくるコーチング・スタッフについても同様である。51歳のデンマーク人がN17に到着したとき、彼が直面するのは、主力選手たちに関する重要な決断である。
2023年にアンジ・ポステコグルーがトッテナムの監督に就任した際、すぐにクラブ歴代最多ゴール記録を誇るハリー・ケインをバイエルン・ミュンヘンに失うことになった。そして今、オーストラリア人の後任もまた、キャプテンのソンと副キャプテンのクリスティアン・ロメロの去就が不透明な状況に直面する可能性がある。
アトレティコ・マドリードへの移籍の噂があるロメロにはまだ契約が2年残っている。一方でソンは、シーズン中にトッテナムが契約延長オプションを行使したことで残り契約期間は1年となっている。
来月33歳となる韓国人フォワードは、足のケガに苦しみ、ベストフォームを取り戻すのに苦労したシーズンを過ごした。プレミアリーグではわずか7ゴールに終わったが、それでも全ての公式戦で通算46試合で23のゴール関与を記録している。
何よりも重要なのは、ソンがヨーロッパリーグのトロフィーを掲げたことで、その名をクラブの歴史に刻んだ点である。17年間続いたクラブの無冠時代を終わらせ、多くの前任者が成し得なかったことを成し遂げた。
トッテナムでの10年間にわたり目指してきた目標をついに成し遂げた今、football.londonの理解では、ソンはこの夏、すべての関係者が納得するようなオファーがあれば、これまで以上に退団に前向きだという。ソンはビルバオでの決勝戦の前のインタビューで、これまでトッテナムに残ってきた理由は、クラブにタイトルをもたらすという強い思いからだったと語っていた。