新監督と共にトッテナムにやってくる新顔の一人は、来たるシーズンでノースロンドンのクラブに存在感を示すことが期待されている。
football.london/Alasdair Gold
トーマス・フランクは、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドでの経験もある指導者をトッテナムに連れてきた。ブレントフォードでは1シーズンだけの在籍だったが、その間に大きなインパクトを残している。
今週、フランクの新しいトッテナムコーチ陣に多才なアンドリース・ゲオルグソンがファーストチームのアシスタントコーチとして加わることが発表された。43歳のスウェーデン人で、過去10年間、特にここ5年はトップクラブで経験を積んできた。
ゲオルグソンのキャリアは母国マルメのアカデミーで様々な職務をこなしながら、コーチングやスカウティングの資格を取得し、やがて元ブレントフォード監督のウーヴェ・レスラーの下でファーストチームに昇格した。2019年にはUEFAプロライセンス取得のための渡航中に築いたブレントフォードでの人脈を活かし、フランクが率いるビーズにヘッド・オブ・セットピース(セットピース=セットプレー)と個別育成担当の新役職で加わった。
ブレントフォードには1年弱の在籍だったが、その仕事はチャンピオンシップのクラブにとって大成功と称賛され、アーセナルが引き抜き、似た役割で1年間迎え入れた。後にマルメでテクニカルな役割を担い、プレミアリーグの招きでサウサンプトンのコーチ兼セットピース・コーチとして短期間務めた。
リレストレムの監督としての短い期間を経て、エリック・テンハグがマンチェスター・ユナイテッドに迎え入れ、セットピースノ強化に取り組んだ。ルベン・アモリムの就任によりゲオルグソンはより一般的なコーチングに軸足を移し、シーズン終了時にクラブを離れた。
このスウェーデン人は幅広いコーチング能力を持ち、football.londonの理解によれば、トッテナムではフランクのもとでセットピースやリスタートをはじめ複数の分野を担当する予定だ。その多才さと豊富な経験は、デンマーク人監督が組み立てる残りのコーチ陣の構成に柔軟に対応するために活用される。ゲオルグソンには、セットピース以外の役割も求められる可能性がある。
近年、クラブはセットピースに課題を抱えているが、昨季、退任したニック・モンゴメリーが攻守両面で取り組み、数字は改善傾向にあった。ゲオルグソンはその分野の専門知識を持ち、広範なコーチングの知識の中で専門性を発揮する。スパーズは以前にもアントニオ・コンテ時代にジャンニ・ヴィオを起用し、セットピースに大きな影響を与えた実績がある。