タンギ・エンドンベレの悪夢、あの2019年夏の加入選手たちの明暗 – 昨年トッテナムを離れた15人の選手たちの今…

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過去12ヶ月間でトッテナム・ホットスパーを去った選手たちが、ノースロンドンを離れてどうなったのだろうか。

football.london/Alasdair Gold

トッテナムは今夏、チャンピオンズリーグに臨むために質の高い選手を補強する一方で、膨れ上がったスカッドを整理するために、多くの放出も必要である。

しかし、過去12ヶ月でスパーズを去った選手たちはどうだったのか?トーマス・フランクという新たなヘッドコーチがやって来た今、さまざまな年代の選手たちが、異なるアイデアと手法を持つ別の指揮官のもとでどう活躍できていたか?そう思いを巡らせる人もいるだろう。

過去1年でホットスパー・ウェイを後にした15人の選手たちが、それぞれ新天地でどうなったのかを見ていこう。中にはビッグネームもいれば、クラブ史上最高額の補強だった選手も、長年チームにいたベテランや、うまくブレイクスルーできなかったアカデミー出身の選手たちも含まれている。

まずは、意見が大きく分かれた最も高額な選手から始めよう。


タンギ・エンドンベレ

タンギ・エンドンベレはトッテナムに爪痕を残したが、それはクラブ史上最大の失敗作としての爪痕であり、もちろん彼が望んでいた形ではなかった。当時、降格してしまったリヨンから、総額6000万ポンド超のクラブレコードで加入した男だ。

ワールドクラスの才能を備えながら、プレミアリーグで成功するための要素を持ち合わせていなかったこのフランス人は、ノースロンドンでの5年間でわずか91試合に出場しただけで、昨夏には契約解除に合意して退団することとなった。

ニースが彼と2年契約を結び、母国フランスでのシーズン前半戦は比較的順調だった。25試合に出場し、2ゴール、2アシスト、出場時間は合計1,407分だ。

だがその間も、トッテナム時代と同様に細かな負傷が彼を悩ませ続けた。筋肉系や股関節の問題を抱えながらプレーを続けていたところに、3月には悪夢のようなスポーツ・ヘルニアを発症し、シーズンを早々に終えることとなった。

28歳となったエンドンベレは、チャンピオンズリーグ予選が始まる8月初旬に向けて準備を進めるニースで、すでにプレシーズン初期トレーニングに復帰した姿が目撃されている。

母国で迎えた昨シーズン前半戦に一時見せた輝きを再び呼び戻し、キャリアをようやく立て直したい。そう彼は強く願っている。

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