スパーズはアンジ・ポステコグルーを解任すべきか?大鉈を振るうべき理由と続投すべき理由

この記事は約9分で読めます。

プレミアリーグの2シーズンを通じて、スパーズは観ていて面白いチームであり続けたが、2024–25シーズンは悪い意味で「面白い」チームだった。ゴールは挙げ続けたが、同様に失点も多かった。数字は残酷なまでに真実を物語っている。

今季スパーズがリーグで喫した敗戦は22試合。これはプレミアリーグで残留を果たしたクラブとしては史上最多である。勝ち点38はプレミアリーグになってからのクラブでの最低の勝ち点であり、過去のシーズンなら4回は降格、さらに3回は得失点差で辛うじて残留という数字である。

彼らが救われたのは、今季昇格してきた3クラブ、レスター、イプスウィッチ、サウサンプトンがプレミアリーグ史上最もポイントを稼げなかった降格トリオとなったからである。結果として、降格の危機は実際には存在せず、ポステコグルーはヨーロッパリーグに集中することができた。彼自身、シーズン終了後にはそう明言している。

だが、誰が見ても、今季のスパーズはこのレベルで戦うには力不足であった。はるかに資源に勝るはずのクラブが、多くの相手に打ち負かされ、力負けしていた。降格3クラブが挙げた6つのアウェー勝利のうち、実に2つ(33.3%)はスパーズ相手のものである。

ポステコグルーはシーズンを通して、負傷者の多さを嘆いていた。それが成績に大きく影響したのは疑いない。シーズン中盤には、1チーム分の選手が常に欠けていた。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました