リーズ・ユナイテッドの高い評価を得ている16歳のストライカー、オリヴァー・ボーストがトッテナム・ホットスパーに加入する見通しである。
The Athletic/Beren Cross & Elias Burke
ボーストは、リーズのアカデミーの中でも貴重な逸材の一人だが、ノースロンドンのクラブで自身の成長を続けることを選んだ。
ロンドン行きを決断したことで、リーズには2つの選択肢が生じた。トッテナムと移籍金について交渉するか、補償金を巡って紛争調停委員会の判断に委ねるかだ。クラブは前者を選び、匿名を条件に取材に応じた関係者によれば、ボーストの移籍に関して7桁(100万ポンド台)の金額で合意に至ったという。
ボーストは先月16歳になったばかりで、アーチー・グレイの弟のハリー・グレイよりわずか7ヶ月若い。同じストライカーとして、彼はグレイと同様にアカデミーを進んできた。
通常、リーズは有望な若手選手にトップチームへの明確な道筋を示すことができるクラブである。しかし、ボーストは現在、イングランドで最も将来有望なストライカーの一人であるグレイの後塵を拝しており、序列ではその下に位置している。
昨シーズン、グレイはすでにトップチーム・デビューを果たしており、来季はさらに出場時間を増やすことが見込まれている。今後数年にわたってグレイと競争するよりも、ボーストはロンドンのトッテナムで挑戦する道を選んだ。
リーズのトレーニンググラウンド、ソープ・アーチで彼を指導してきたスタッフたちは、ボーストを「現代的な背番号9」と評しており、1トップとして前線を牽引できるストライカーであるという。彼の最大の特長のひとつはスピードであり、最終ラインの裏を狙い、相手ディフェンスの背後へ抜け出す動きに優れている。
この2シーズンで、彼のアカデミー内での昇格は急速に進んだ。昨年8月、15歳でクラブのU-18チームでデビュー。その後、昨年12月にはU-16イングランド代表にも招集され、代表合宿中に代表初ゴールを決めている。
さらに今年4月には、まだ15歳ながらリーズのU-21チームでデビュー。これは、U-18チームでの得点ラッシュを経たものであり、4月下旬には初のハットトリックも記録していた。
