マーク・グエイは今夏の移籍が叶わなければ、クリスタル・パレスで契約最後の年を過ごす用意あり

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マーク・グエイは、自身の将来に関する決断を急ぐつもりはなく、この夏に理想的な移籍先が見つからなければ、クリスタル・パレスで契約最終年を過ごす準備がある。

The Guardian/Jacob Steinberg

パレスは、リヴァプール、ニューカッスル、トッテナムが関心を寄せるイングランド代表ディフェンダーの移籍金を得ようとしているが、クラブ最大の資産の一人を来年フリーで失う可能性も出てきている。

契約延長に応じる意思はないグエイは、次の移籍先について柔軟な姿勢を保っており、最大の考慮事項は、来季に十分な出場機会を確保できるかどうかである。

FAカップ制覇において中心的な役割を果たした元チェルシーのセンターバックは、2026年ワールドカップを見据え、イングランド代表の座を守る必要がある。そのため、すぐにスタメンで起用されるクラブに加入することには明らかな利点がある。

リヴァプールはグエイ獲得に向けた有力な候補として浮上しており、ジャレル・クアンサーをレヴァークーゼンに3000万ポンドで売却すれば、グエイへの獲得オファーを行う可能性がある。ただし、潜在的な障壁として、リヴァプールにはフィルジル・ファンダイクとイブラヒマ・コナテという主力ペアがまだ健在であることが挙げられる。33歳のファン・ダイクはプレミアリーグ王者との契約を延長しており、衰える兆しは見られない。

クアンサーの売却により、リヴァプールは守備の控えを欠くことになる。22歳のセンターバックは、昨季アルネ・スロットの下で25試合に出場し、右サイドバックとしてもプレーできる。コナテは契約最終年を迎えており、これまでに度々負傷に悩まされてきた。ジョー・ゴメスもまた、2月からハムストリングの負傷で離脱している。

リヴァプールがグエイ獲得の興味を本格化させ、パレスが応じるだけの金額を提示してきた場合、グエイにとっては大きな決断を迫られることになる。イングランド最強のクラブに加入し、スロットと共に働くチャンスは魅力的だ。しかし一方で、すぐにレギュラー出場を保証してくれるクラブにこそ、グエイが移籍する可能性が高いとの見方もある。

ニューカッスルは昨夏にもグエイ獲得を試みたが、パレスの希望額(約7000万ポンド)に尻込みした。とはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した今、依然として獲得候補として名を連ねている。現在のセンターバック陣には30代のダン・バーン、ファビアン・シェア、ジャマール・ラスセルズの3人と、昨季の大部分を負傷で欠場した25歳のスヴェン・ボトマンがいる。

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