高井幸大は、トッテナム・ホットスパーである特定の背番号に目をつけているかもしれず、その番号を与えられるかどうかは、彼に対してトーマス・フランクが今季どれだけ起用するつもりでいるかを示すことになるだろう。
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スパーズは、川崎フロンターレから500万ポンドの移籍金で20歳のセンターバックを獲得する動きを見せており、これは日本人選手としてJリーグ史上最高額の移籍金である。そして高井は、新監督フランクの下で、ローン移籍前提の育成枠ではなく、ファーストチームの一員として加わる見込みとなっている。
それは、彼がすでに経験を積んでいることが主な理由である。9月に21歳となる高井は、トップチームでのキャリアを始めたばかりのティーンエイジャーとして加入するわけではない。身長6フィート3インチ(約191cm)のセンターバックは、すでに日本代表として4キャップを記録しており、ワールドカップ予選にも出場。国内では最も高く評価されている若手ディフェンダーの一人と見なされている。
高井はこれまでに川崎で78試合に出場し、2024年のFUJI XEROXスーパーカップ制覇に貢献。その活躍によりJリーグのヤングプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。また、AFCチャンピオンズリーグでも13試合に出場しており、先月ファイナルに進出した川崎の中で重要な存在だった。準決勝のアル・ナスル戦では、クリスティアーノ・ロナウド、サディオ・マネ、ジョン・デュランといった攻撃陣を相手に好パフォーマンスを披露している。
高井は来月トッテナムに合流する予定であり、そのタイミングで彼がここ数年愛用してきた背番号「2」がクラブ内で空いている状態となっている。この番号は2023年にマット・ドハティが退団して以来空き番号であり、誰かが希望するかどうかはまだ分からない。なお、日本代表では高井は背番号「3」を着けており、こちらもセルヒオ・レギロン退団により空き番号となっている。
トッテナムに加入する若手選手は、通常はより大きな番号を割り当てられることが多いが、昨夏にはアーチー・グレイとルーカス・ベリヴァルがそれぞれ「14」と「15」を与えられている。もし高井に「2」や「3」のいずれかが与えられるなら、それはトッテナムが彼に対してどれだけ信頼を寄せているか、また、今後数ヶ月のトレーニングで期待通りの姿を見せた場合、レギュラー争いの上位に食い込む可能性があることを意味するだろう。
