トッテナムが7月中旬に行うプレシーズン初戦、レディング戦で先発出場することをジェイミー・ドンリーは願っている。その試合は、彼がトーマス・フランクの一軍メンバーに定着するためのアピールの場となるだろう。
football.london/Rob Guest
2024/25シーズンに確かな足跡を残したジェイミー・ドンリーを、7月にもっと見たいとトッテナム・ファンは熱望している。昨年8月にリーグ1のレイトン・オリエントへローン移籍した彼は、全コンペティションで52試合に出場し、8ゴール、11アシストという成績を収めた。
シーズン序盤にはオリエントのスカッドから外れる時期もあったが、ドンリーはそれに屈することなく、むしろ再びチームに食い込むために戦った。そこから彼は本格的に調子を上げ、リーグ1の順位表を駆け上がるオリエントの原動力となり、5月のプレーオフ・ファイナル進出に大きく貢献した。なお、その試合は惜しくも敗戦した。
この20歳の活躍はトッテナム関係者を大いに驚かせ、ファンは新指揮官トーマス・フランクのもとで彼にチャンスが与えられることを望んでいる。夏の移籍市場が閉まるまでに、彼がスパーズの選手として残るかどうかは明らかになるだろう。
football.londonの取材によると、スパーズは現在、他クラブからドンリーに対するローンの打診を退けているという。ドンリーはあと4年の契約を残しており、中盤でもアタッカーでもプレーできる選手である。クラブはプレシーズン中にフランクが彼とトレーニングを行った後、夏の後半に彼の去就を再検討する予定だ。
プレシーズンではいつものことながら、複数の若手選手たちがアジア・ツアーのスカッドに含まれ、プレーのチャンスを争うことになる。ドンリーに関して言えば、7月下旬の香港遠征前にフランクとコーチング・スタッフにアピールできる絶好の機会となるだろう。
スパーズは、7月31日(木)に香港のカイタック・スタジアムでアーセナルと対戦する前に、リーグ1のレディングとルートン・タウンを相手にプレシーズン・マッチを行う予定だ。ちなみにドンリーは、レイトン・オリエント所属時に昨季レディングと対戦しており、1月下旬の2-0で勝利した試合でアシストを記録している。
フランクが昨季ブレントフォードで頻繁に使用していた4-2-3-1のフォーメーションを採用する可能性がある中で、ドンリーはデヤン・クルゼフスキ、ジェームズ・マディソン、ウィルソン・オドベール、アルフィー・デヴァインといった選手たちとの激しいポジション争いに直面することになる。
しかし、7月19日(土)のレディング戦までには、彼の主なライバルはデヴァイン、もしくはオドベールのみとなっている可能性が高い。
クルゼフスキとマディソンは不運にもシーズン終盤を欠場しており、どちらも膝の負傷によりヨーロッパリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦に出場できなかった。両選手の復帰時期はまだ明らかになっておらず、プレシーズンの大部分を欠場する可能性もあるからだ。


