スパーズは、このイタリア人との現契約が移籍マーケット終了まで続くため、その将来についてすぐに決断を下す必要はない。
Telegraph/Matt Law
ファビオ・パラティチは、トッテナム・ホットスパーとコンサルティング契約を結んでおり、その契約は8月末まで有効だ。つまり、彼のフットボール活動の停止処分が終わりに近づいているにもかかわらず、クラブは新たな要職をすぐに与える必要はない。
新監督のトーマス・フランクは、先週の初インタビューで、将来緊密に仕事をする人々としてパラティチの名前を挙げなかった。そこで口にしたのは、会長のダニエル・レヴィ、CEOのヴィナイ・ヴェンカテシャム、そしてテクニカル・ディレクターのヨハン・ランゲだった。
しかしTelegraph Sportは、パラティチがコンサルタント契約に基づき、引き続きこのクラブにおいて活発な役割を果たすと理解している。パラティチは2023年4月にユベントスでの不正会計疑惑を巡る処分を受けてフットボール界からの有期の活動停止処分を受け、あらゆる職務を辞任したが、トッテナムでのコンサルタント契約は現在も継続している。
彼の処分は7月20日に終了するが、クラブは8月末までの契約により、移籍マーケットが閉まる9月1日までクラブの役職員として雇用するかどうかすぐに決める必要はないだろう。
今後、パラティチがクラブの要職に復帰する可能性はあり、一方でコンサルティング契約を延長する可能性もあるだろう。また、彼が関与する民事裁判が今後の判断に影響を与えるとは見られていない。
ランゲは、アンジ・ポステコグルー解任とともに解雇された他の3人のコーチング・スタッフやチーフ・フットボール・オフィサーのスコット・マンが去る中で、唯一クラブに残り、フランクの招聘に重要な役割を果たした。
2023年10月にランゲがテクニカル・ディレクターに任命されたにもかかわらず、パラティチは依然としてトッテナムのクラブ周辺で積極的かつ目に見える存在であり、イタリア人は試合にも足を運んでいる。
本人は処分明けの職場復帰を急いでいるとされ、イングランドに残ることを希望しており、イタリア復帰やサウジアラビア転身の意向は薄いと見られている。52歳のパラティチは来年6月から英国籍の申請が可能になる。なお、サンプドリアのユースに所属する16歳の息子ロレンツォの将来も、この進路に影響を与えるかもしれない。
