Tom Coley
フランクは素晴らしい監督だ。ブレントフォードで時間をかけてクラブを作り上げてきたし、もはや彼のクラブという感すらある。魅力的な部分は多いし、トッテナムにとっても、トップ中のトップというほどではないが、着実なステップアップになり得る。
忘れてはならないのは、チャンピオンシップ時代にブレントフォードは攻撃的なチームだったこと。彼はプレミアリーグに合わせて柔軟に戦術を変えた。柔軟性という点で言えば、ポステコグルーとは真逆だろう。
気になるのは、そもそも今のトッテナムで成果を出せる人がいるのか？ということ。ここで言う「成果」とはリーグでの成功だ。今季はポステコグルーとレヴィに対して常に不満が渦巻いていた。取締役会や会長への怒りは簡単に収まりそうにない。
フランクはそうした状況にも対応できそうな人物には見えるが、クラブを前進させられるかはまた別の話。今のトッテナムで指揮を執るのは誰にとっても難題だ。それでもフランクより悪い選択肢は山ほどある。
評価：トーマス・フランクを任命すべき
Hannah Pinnock
やや期待外れな候補者リストかもしれないが、その中でトーマス・フランクは群を抜いている。ブレントフォードでの成績は数字が物語っており、クラブの規模を考えれば常に格上と渡り合っていると言える。
少なくとも、フランクはプレミアリーグで実績のある監督であり、レポートによればマネジメント能力も高く評価されているという。昨年、マンチェスター・ユナイテッドが最終的にエリク・テンハグの後任としてルベン・アモリムを選んだが、それまでにフランクも候補として取り沙汰されていた。
彼自身、過去に「イングランドのトップクラブを指揮することが自分に必要な挑戦かもしれない」と発言しており、それが現実となるなら、スパーズをチャンピオンズリーグに導くという挑戦は申し分ない。
なお、PhysioRoomによれば、昨季トッテナムはブレントフォードに比べて負傷者がはるかに多く、これはポステコグルーがシーズンを通じて苦しんだ要因でもある。そうした点も含めて考慮すべきだろう。
評価：トーマス・フランクを任命すべき
