トッテナムはこの夏の移籍市場で複数の選手と関連付けられているが、次に優先すべき補強は誰なのか?
football.london/Sam Truelove, Joe Doyle & Tom Coley
トッテナムは、来シーズンに向けて全てポジションのピースを整えようとしているようだ。クラブは昨シーズンの終わりにヨーロッパリーグを制したものの、アンジ・ポステコグルー監督との決別を決断し、後任にはトーマス・フランクが就任している。
昨シーズンにローン加入していたマティス・テルとケヴィン・ダンソは、この夏に完全移籍となった。また、Jリーグの川崎フロンターレに所属していた日本のスター、高井幸大を500万ポンドで獲得するに至っている。
その他にも補強候補が挙がっており、エベレチ・エゼやブライアン・ムベウモといった選手への関心が伝えられている。また、かねてからの関心を向けているエゼのクリスタル・パレスでのチームメイト、マルク・グエイにも注目が集まっており、クリスティアン・ロメロがノースロンドンを離れることになれば再び動く可能性がある。ただし、パレスのキャプテンであるグエイにはリヴァプールが強く関心を寄せているとされている。
一方で、他にも退団の可能性がある選手がいる。クラブ・キャプテンであるソン・フンミンの去就が不透明な状況だ。スパーズはすでに新たなアタッカーの獲得を視野に入れているかもしれないが、もしクラブの象徴的な存在であるソニーが退団することになればどうなるだろうか?
football.londonの記者たちが、ホットスパー・ウェイに次にやってくるであろう選手についての意見を述べている。
Joe Doyle
私はエベレチ・エゼの大ファンだ。彼はプレミアリーグのどんなチームでもクオリティを高められる選手だと思っているし、スパーズも例外ではない。
仮に彼に6,800万ポンドの契約解除条項があるのだとすれば、それはスパーズにとってかなりの出費にはなるだろう。しかし、今季はチャンピオンズリーグの収入でクラブの資金も潤っている。26歳という年齢も申し分なく、彼のプレースタイルはスピードに依存するタイプではないので、年齢を重ねても価値を保ちやすいはずだ。
現状の攻撃陣を考えれば彼は必ずしも“優先補強”とは言えず、どちらかといえば“贅沢な補強”に近いかもしれないが、もしソンの退団が現実味を帯びているのなら、クラブはパレスの男を獲得するために全力を尽くすべきだ。