取締役のドナ-マリア・カレンが退任 [SpursOfficial]

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ドナ=マリア・カレン

この決断を下すのは本当に難しかったです。過去30年間、クラブは私の人生そのものでした。クラブを前進させてきたダニエル(・レヴィ)のビジョンと情熱のもとで仕事ができたこと、そして多くの才能あふれる素晴らしい同僚たちとともに歩んでこれたことは、私にとって大きな誇りです。

ホワイトハート・レーンで始まり、ウェンブリーを経て、今の新スタジアムへと至る道のりは、まさに旅そのものでした。ホームでもアウェイでも、本当に数えきれないほどの思い出があります。今シーズンをヨーロッパリーグ優勝で締めくくることができたのは、まさに夢のようでした。

今こそ、自分自身と家族のための時間をもっと持つべき時だと感じています。これまで支えてくれた家族には心から感謝したいと思います。今後数ヶ月間で、スタッフとの引き継ぎを円滑に進めてまいります。本当にありがとうございました。クラブのすべての皆さまのご成功を、心よりお祈り申し上げます。

ダニエル・レヴィ

ドナは長年にわたって、クラブに計り知れない貢献をしてきてくれました。彼女の担っていた職責は非常に幅広く、一人の人間ですべてを引き継ぐことは不可能と言っても過言ではありません。

マーケティングや広報の分野で彼女を思い浮かべる方も多いでしょうが、その影響力はそれだけにとどまりません。特筆すべきは、スタジアムやトレーニングセンターの建設における行政との折衝、都市計画委員会において彼女が発揮したリーダーシップと政治的手腕は、世界屈指の施設を完成させるうえで欠かせないものでした。

また、地域社会に多大な貢献をしているトッテナム・ホットスパー財団の設立、さらに子どもたちに優れた教育機会を提供するロンドン・アカデミー・オブ・エクセレンスの創設においても、彼女は中心的な役割を果たしました。

環境問題や多様性推進においても、常にクラブの意識を前に向かわせてくれたのは彼女です。さらには、かつてのアマチュアのチームだったスパーズ・レディースを支援し、現在のプロの女子チームへと発展させる基盤を築いてくれました。

彼女の毎日の関与がなくなることは大きな喪失ですが、ドナがこれから自身の時間を持つにふさわしいこともまた確かです。今後も必要に応じて彼女の助言を仰げると確信しています。ドナの今後の幸せと成功を、心から願っています。

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