アンジ・ポステコグルーが沈黙を破り自身の将来について語る – 次のトロフィー獲得も約束

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ノースロンドンのクラブにおける自身の将来を巡る憶測が渦巻くなか、トッテナム・ホットスパーの指揮官がギリシャでの休暇中に口を開いた。

football.london/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーのヘッドコーチであるアンジ・ポステコグルーは、自身の今後においてさらなるトロフィー獲得が待っていると語った。

ギリシャ生まれのオーストラリア人指揮官は、ビルバオでのヨーロッパリーグ優勝によりスパーズにとって17年ぶりとなるタイトルをもたらした。それはクラブ史上41年ぶりとなるヨーロッパのトロフィーでもあった。この快挙により、N17の街にはおよそ22万人のスパーズ・サポーターが詰めかけ、パレードが開催された。その場でポステコグルーは「シーズン3はシーズン2よりも良いものになる」と約束した。

一方で、負傷者続出のなかプレミアリーグでの成果をあきらめ、欧州制覇を優先した結果、プレミアリーグでは17位という悲惨な成績に終わったことで、ダニエル・レヴィ会長が指揮官の去就を再考しているとされ、将来への不安も高まっている。

現在、家族とともにギリシャで休暇を過ごしているポステコグルーは、ABCニュースの『Australian Story』の中でインタビューに応じた。同番組は、10年前にも彼を特集している。

「クラブに来た時から、トロフィーを獲ることが自分の使命だという確信があった」

「ヨーロッパではまだチャンスがある、さてどうするか、という話になったんだ。自分にとっては、この道を選んだ正しさの証明こそが“決勝進出”だったんだよ。これは重要な大会の決勝であり、歴史をつくるチャンスだった」

「このクラブは過去17年で3度の決勝に敗れ、8~9度は準決勝で敗退していた。大一番に弱い、それが現実だった。だからこそ、クラブの中にも、そしておそらくはサポーターの間にも、最悪の事態を恐れている人間は多かったよ」

「プレミアリーグのクラブ同士が欧州の決勝で対戦する。それ以上に大きな舞台はない。あの夜は、まさに“地球上で一番注目された試合”だった。世界中が見ていたんだ」

長年にわたる無冠時代の終焉を迎えたスパーズ。その指揮官は、「10年後に同じ番組の続編を撮るとしたら、今度はさらに多くのトロフィーについて語っているだろう」と断言した。

「10年前、最初の『Australian Story』を撮ったとき、きっと皆、あれが自分のキャリアの集大成になると思っていたんじゃないかな」

「でも、自分には確信がある。10年後にまたこうして話すとしたら、そのときには語るべき“さらなる物語”がある。間違いなく、さらなるトロフィーを手にしているだろう」

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