ライアン・セセニョン(Ryan Sessegnon)
こちらは能力ややる気の問題ではなく、純粋に負傷が原因だった。
セセニョンは19歳のときに2,500万ポンドでフラムから加入し、代わりにジョシュ・オノマーがフラムへと渡った、あの大盤振る舞いの2019年夏の補強のひとつだった。
不運にも彼はハムストリングに負傷を抱えた状態で加入し、トッテナム在籍中にそれを克服することは最後までできなかった。しかも、唯一大きな負傷に悩まされなかった時期は、ホッフェンハイムへのローン移籍中だった。
トッテナムでの出場は通算57試合で、3ゴール、4アシスト。新たなハムストリングの負傷に次々と見舞われる姿は、見ていて胸が痛むほどだった。
最終的にクラブは、契約に含まれていた1年延長オプションを行使せず、無償での放出を決断。両脚のハムストリングに対して手術を受けたセセニョンはその後、古巣フラムに復帰。幸いにも今季は大きなケガもなく、復活への道を歩んでいる。
ジャック・クラーク(Jack Clarke)
悪名高い2019年夏の補強のひとつとして、スパーズは18歳のクラークを約1,000万ポンドで獲得していた。しかし、ポチェッティーノは「彼は自分のチームでプレーする準備ができていない」とコメントし、結局リーズに送り返すことになった。だが、当時のリーズはローン選手が多すぎて、クラークを実質的に使うことができなかった。
この混乱こそが、クラークのスパーズでのキャリアを象徴している。その後もQPRやストークへのローンを経て、最終的にサンダーランドへの移籍が転機となった。
クラークは2022年にスパーズを離れ、サンダーランドへ完全移籍。以降、彼のキャリアはおおむね右肩上がりに進んでおり、プレミアリーグ昇格を果たしたイプスウィッチへの移籍を決めた。なお、来季はこのイプスウィッチが、サンダーランドと入れ替わる形でチャンピオンシップに降格することになる。
クラークがトッテナムでプレーしたのはわずか4試合にとどまった。



