アンジ・ポステコグルーが移籍マーケットでの要望を明言 – ダニエル・レヴィ会長に迫る決断の時

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「大一番での彼の存在感は格別だし、チームメイトからのリスペクトも厚い。彼がいると、周りの選手たちも堂々とプレーできるようになる。だからこそ、彼のような選手をキープするのは当然の選択だ。なにより、代わりとなる選手なんて、そう簡単には見つからない」

ロメロはこのブライトン戦を欠場し、試合後の感謝のラップ・オブ・アプリシエーションにも姿を見せなかった。クラブとしては、もしロメロが契約延長を渋るようであれば、巨額オファーを断るリスクを取るのか、それとも今夏に売却を検討するのか、難しい判断を迫られることになる。

ロメロ自身にとっても、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場や、ポステコグルーの去就は大きな要素となる。両者は非常に親しい関係にあり、ロメロは昨年12月のチェルシー戦の後に、監督ではなくクラブを批判するような発言をしていたことでもその絆の深さがうかがえる。

ベテランの獲得を要求 – 経験こそが鍵

ポステコグルーはまた、今シーズン最後の記者会見で、今後の補強戦略についても意見を述べた。スパーズは2024年夏にルーカス・ベリヴァル、アーチー・グレイ、ウィルソン・オドベールという10代の若手を獲得し、1月にはマティス・テルをバイエルンからローンで補強した。

この夏には18歳のルカ・ヴスコヴィッチが加入予定だが、来シーズンにチャンピオンズリーグとリーグ戦を戦い抜くには「トップレベルでの経験」を持つ選手が不可欠だと監督は考えている。

「いい補強ができれば…経験のある選手を加えられれば、年齢の話ではなく、トップレベルで戦ったことのある選手たちだよ。そういう選手がチームを助けてくれると確信している」

「チャンピオンズリーグに出るチームなら、どこも理解してるはずだ。あれはヨーロッパで最もハイレベルな大会なんだからね」

「だからこそ、“そのレベルでプレーできる選手”を補強する必要がある。“そのレベルにステップアップしようとしている選手”とは違うんだ。それが大きな違いだよ」

ポステコグルーのこの要求は理にかなっており、仮に彼が去ったとしても後任の監督も同様の意見を持つ可能性は高い。

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