ヨーロッパリーグ制覇後にソン・フンミンがレヴィに想いを届ける

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トッテナム・ホットスパーのキャプテン、ソン・フンミンが、アンジ・ポステコグルーのクラブでの将来について、ヨーロッパリーグ決勝後に自身の考えをはっきりと示した。

football.london/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーのキャプテンであるソン・フンミンは、クラブが17年ぶりのタイトルを手にした後、アンジ・ポステコグルーの将来について、明確なメッセージをダニエル・レヴィ会長に送った。

ビルバオで行われたヨーロッパリーグ決勝、負傷や出場停止で主力を欠くスパーズは、ブレナン・ジョンソンの突破からルーク・ショーのオウンゴールを誘い、マンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利。ソンは試合後、喜びと安堵の涙を流しながら、41年ぶりとなる欧州タイトルを掲げた初のトッテナムのキャプテンとなった。

「最高の気分だよ。夢が叶ったようだね。これまでの人生をかけて積み重ねてきた努力と献身が、ついに報われた。すごく、すごく嬉しい。世界一幸せで、世界一ツイてる男だよ」

この試合ではポステコグルーの判断でベンチ・スタートとなり、後半30分からの出場となったが、ソンは就任時にキャプテンに指名してくれた指揮官について、去就の噂が広がる中でも、その手腕を高く評価し続けた。

「彼がトロフィーを獲ったんだ。それがすべてだよ。誰もやれなかったことをやってのけた。僕たち選手の意思で決まることじゃないけど、この事実を見ればわかる。17年間、何も獲れなかったのに、今日は違った。トロフィーを獲ったのは監督だ。今後どうなるか、見守るだけだよ」

また、スペインでの決勝に先発できなかった悔しさを認めつつも、クラブのために自らを犠牲にする姿勢を貫いた。

「もちろん先発したかった。でも、こんな大舞台では自分のことだけを考えちゃいけない。チームのために何が必要か、それだけを考えていた。正直ガッカリしたけどね。でも一番大事なのは、クラブがトロフィーを獲ったということ。だからこそ、“この手でトロフィーを掲げるんだ”っていう気持ちだけでピッチに立ったよ」

「今日プレーした選手たちはもちろん、今夜出場できなかった選手たちも、ここまで来るために力を尽くしてくれた。全員に拍手を送りたい。みんなの努力があって、この勝利があるんだ」

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