プレミアリーグの最終節、ブライトン戦の後、アンジ・ポステコグルーが記者会見で語った一語一句。
football.london/Alasdair Gold
ヨーロッパリーグ優勝とパレードの熱気に包まれた一週間。そんな中で迎えたプレミアリーグ最終節、トッテナム・ホットスパーはブライトンに1-4で敗れた。しかし、ファンの心には結果以上に意味深い一日となった。
試合は前半17分、マティス・テルがペナルティエリア内で倒され、ドミニク・ソランケが落ち着いてPKを決めて先制。その後テルには追加点のチャンスがあったが、ブライトンの守護神バルト・フェルブルッヘンに阻まれた。
後半に入ると、トッテナムの選手たちは明らかに疲労が見え始め、形勢は逆転。ゴーナーキックの流れからソランケに当たったボールがジャック・ヒンシェルウッドのもとへ転がり、彼が力強くネットを揺らして同点に。さらに1時間過ぎには再びヒンシェルウッドがコーナーキックから華麗なヒールで追加点を奪う。
その後、イブ・ビスマがディエゴ・ゴメスを倒してしまい、そのPKをマット・オライリーが冷静に右隅へ決めて3点目。さらにゴメス自身も後半終盤に美しいカーブシュートを決め、試合を締めくくった。
だが、スコアボードに映る1-4という数字とは裏腹に、トッテナム・ホットスパー・スタジアムは感動的な雰囲気に包まれた。スタジアム中に響き渡った「Oh when the Spurs go marching in」の大合唱。選手たちとファンは、今週の真の意味をしっかりと胸に刻んでいた。
試合後、アンジ・ポステコグルーとその選手たちは、クラブのレジェンドたちからガード・オブ・オナーを受け、負傷離脱中のソン・フンミンと共にヨーロッパリーグのトロフィーを誇らしげに掲げた。
この数日の疲労でチームは力尽きたのでしょうか？
そうだね。この3日間の感情の揺れがすべてだったと思う。試合自体のことだけではなく、選手たちはあの歓喜をしっかり味わうべきだったし、それは許されていた。ただ、どんなに素晴らしい勝利の後でも、その余韻が残る中での試合というのは常に難しい。前半はよく戦ったと思う。もし2点目が取れていればもっと楽になっただろうし、後半にもブレナンに決定機があったけど、最後の35分は完全に足が止まってしまった。それは選手たちにとっても当然のことだと思うよ。
