トッテナム・ホットスパーにおけるアンジ・ポステコグルーの将来については、クラブが長年のトロフィー渇望を終わらせた今、大きな決断が求められている。
football.london/Alasdair Gold
football.londonの取材によれば、ポステコグルーの進退についての決定が今週中に下される可能性は低いようだ。
オーストラリア人指揮官は、ビルバオで行われたヨーロッパリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッドを倒し、クラブに41年ぶりとなる欧州のタイトルをもたらした。続く金曜には、22万人とも言われる熱狂的なファンが沿道に詰めかける中、トッテナムの街を凱旋するオープントップバス・パレードが行われた。
この勝利は、17年間にわたり主要タイトルから遠ざかっていたスパーズにとって待望のものであり、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権、そして8月に行われるUEFAスーパーカップへの切符ももたらした。
一方で、今シーズンのプレミアリーグではクラブ史上最多の22敗を喫し、17位に終わるという壊滅的なシーズンであった。この成績が、ノースロンドンのクラブにおけるポステコグルーの将来に疑問符を付ける要因となっている。
関係者によれば、ダニエル・レヴィ会長がポステコグルーに関して最終的な判断を下すのは、今週中ではない見込みである。というのも、ブライトンとの最終戦を終えた直後、ポステコグルーを含むクラブ関係者の多くが、すぐさまオフに入り、休暇へと向かったため、正式な話し合いは行われていない。
それでもなお、クラブの17年ぶりのトロフィー獲得という偉業によってポステコグルーが得た支持は大きく、59歳の指揮官が来シーズンも続投する可能性は残されている。ファンからの感謝と敬意が高まる中、彼が来シーズンも指揮を執るべきだと考える声が多く上がっている。
ポステコグルーは、2023年にセルティックからスパーズの監督に就任した際、4年契約を結んでいた。金曜のパレードでは、沿道に詰めかけた群衆を前に、こう語って喝采を浴びた。
「最高のテレビ・ドラマって、シーズン2よりもシーズン3がいちばん面白いんだよね!」