来シーズンのチャンピオンズリーグ出場があなたの野望だとおっしゃいましたが、プレミアリーグで上位4位に入るか、ヨーロッパリーグで優勝するかどちらを望みますか?
来シーズンには来シーズンの風が吹くんだ。我々の野望は、もちろんこの大会で良い成績を残すことにある。それが我々をどこへ導くかは、ヨーロッパリーグで良い成績を収めることに比べれば、あまり重要ではない。昨シーズンヨーロッパの大会に出場できず、フットボールクラブとしてそれを悔やんだと思う。出場することが大事だし、出場したときにインパクトを与えることも大事。それが我々の野望だよ。
我々は大会をうまくスタートさせたが、グループステージでもノックアウトステージでも、まだまだ道のりは長いんだ。この大会には非常に優れたチームがいくつかいるので、我々は一歩ずつ進んでいくよ。明日の夜は良いパフォーマンスを見せたいし、先ほど言ったように、この大会で好調を維持していきたいね。
オランダで監督をするチャンスはありましたか?プスカシュと親しかったですか?1974年のオランダ代表のレジェンドに会ったことはありますか?
ノー、チャンスはなかったよ。アヤックスの最強チームの一員だったレジェンドのヨン・ファント・シップとはとても親しくなった、今でもよく知っている。彼はメルボルンにいたが、素晴らしい人で、一緒に働いていたこともあるんだ。彼は最近ギリシャ代表の監督も務めたね。
私は、オーストラリアで長い間テクニカル・ディレクターを務めたハン・ベルガーや、一緒に時間を過ごしたピム・ファーベークなど、オランダのフットボール界の人たちとつながりを持っていたよ。彼らは皆、それぞれの意味でレジェンドであり、先ほど言ったように、オーストラリアと私個人の両方に、本当に強いオランダの影響があると思う。私は常にオランダのフットボールを愛し、熱心に追いかけてきたんだ。
ビル・ニコルソンの死から20年。あなたがトッテナムの監督に就任して以来、彼についてどれだけ学びましたか?彼の功績は時を経ても色あせることはありません。それが、このクラブで功績や影響力を残すことについて話すときのインスピレーションの源になりますか?
ああ、もちろんだ。私はよく、このスポーツに恋をしたとき、ただプレーしているのではなく、スポーツ自体に恋をしていると感じている。私は若い頃からクラブの歴史、偉大な選手に強い関心を持っていたが、偉大な監督には本当に魅了されていたよ。彼は間違いなくその一人なんだ。
もちろん、その成功(タイトル)で評価されるし、それは監督の在任期間を評価するかなり明白な方法の一つだが、その功績の方がはるかに重要だ。彼は、勝つことだけが目的ではなく、いつまでも残る消えない足跡を残した数少ない人物の一人だ。彼ら(当時のスパーズ)がどのように勝ったか、彼の振る舞い方、彼がどんな人だったか、そして私がよく言うようなことは、戦績よりもはるかに重要なんだよ。
クラブがどのように定義され、どのように定義されたいと思っているかが、彼がもたらした資質と価値観によって大きく決定づけられたと思うので、それが彼が残した究極の遺産だろうね。彼が亡くなってから20年が経ったが、時が経っても彼の影響力は薄れておらず、今でもそれを感じることができるんだよ。