前半の素晴らしいパフォーマンスで2点のリードを得たものの、それを後半に失ったことで議論すべきことがたくさんあるが、ポステコグルーはチームが負けた理由を明確に示すスタッツについて語った。
「選手たちに私のその感情をフィードバックとして与えることはできないが、何かを与えなければならない」
「スタッツを見ると、後半はフィジカル面でも非常に消極的だったことがわかる」
「我々は、このリーグで最もフィットした最も激しいチームであることを誇りにしているが、後半の開始時にフィジカルのスタッツが急降下した。前半に圧倒的な強さを見せていたので、『少しの嵐（相手の反撃）を乗り切って、その後は力強く試合を終えよう』という姿勢で臨んだんだと思う」
「エリート・スポーツではそんなことはできないんだ。1～2%でも手を抜けば、崖から落ちてしまうんだよ。パフォーマンスは少し落ちるのではなく、それでかなり落ちるんだ」
「ブライトンは明らかに前半から苦しんでいた。彼らには証明すべきことがあり、ホームの観客が彼らを応援してくれていた。そういったすべてのことがあって、我々はうまく対処できず、自分たちのフットボールの根本であるものをやらなくなってしまった」
「競争力がなかったとか、努力が足りなかったと言っているわけではない。それを裏付けるスタッツもある。特にあの20分間は走っていなかったんだ。走らなければ他のすべてがそのスタッツに引きづられるんだ」
スタッツに関する背景をさらに尋ねられたポステコグルーはこう付け加えた。
「それほど複雑なことではない。あの20分間で、走る量そのものが20～30％減ったと言っても過言ではない。高速走行やスプリントは確実に減った。私はそれを見てきた。消極的だったからわかるんだ」
「走っているときは、プレッシャーをかけ、何をするにも非常にアグレッシブにプレーしている。ボールを持って全力疾走しているが、それができていなかったんだ。データもそれを裏付けている。非常に消極的だった」
「つまり、その時間帯に勢いを相手に手放してしまったということだ。その勢いをうまく乗り切って力強くフィニッシュできると言えるかもしれないが、我々はそういうチームではないし、そういうプレーはしない。正確なスタッツは知らないが、グラフを見せられたとき、かなり顕著な心拍数の変化があったと言ってもいいだろう。フラットではなく、ダウンしたんだ…」
