日曜日、クルゼフスキはチームメイトであるマディソンについて語った。
「彼は今、本当にいいプレーをしているし、先週ゴールを決めたし、それが彼にとって大きな助けになっている」
「だから、みんないいプレーを続けなければならないんだ。クオリティはあるからね。精神的に強くなる必要があるだけだよ」
この2つの言葉は、クルゼフスキ自身を要約している。これまでのトッテナム在籍期間の大半を右ウィンガーとしてプレーしてきたが、ポステコグルーのシステムにどうフィットするか疑問視されていた。そしてスウェーデン人は今夏、オーストラリア人のもとで高く開いたポジションでプレーするために自分のプレーを適応させなければならなかったと明かした。
しかし、マディソンも、クルゼフスキが自分の好みの役割に移行するきっかけを作った。それは、クルゼフスキが昨シーズン、足首の負傷で欠場したマディソンの代役を務め、ポステコグルーが、このスウェーデン代表アタッカーがそこでチームに何をもたらすことができるかに気付いたからだ。
プレシーズンでは偽9番の役割が与えられ、センターでどれだけ貢献できるかがさらに示され、今後のシーズンに向けてクルゼフスキをポステコグルーの背番号8に転向させる決定が下された。
彼はそこから振り返ることなく、今シーズンは圧倒的にトッテナムのベスト・プレーヤーとなっている。日曜日のクラブ・インタビューで、初めて父親になったことでピッチ外で感じる責任により、ピッチ上でもっと責任を取る必要があると認識したと語った。
日曜日、彼は9本のキーパスを成功させた。ちなみに、これは試合中のトッテナムのチームメイト全員の合計と同じ数であり、ユナイテッド全体で生み出した数と同じである。
彼の努力は、後半、オナナを越えてネットに突き刺さる巧みなフィニッシュでトッテナムの決定的な2点目を記録することで報われた。彼はカメラに向かってハートを作り、娘のレオニーのために指で「L」を作って祝福した。
クルゼフスキは試合後に次のように豪語した。
「これが僕のポジションだよ」
「今は守備ができるので、大きく成長したね。以前はそれほど守備をしていなかったかもしれない。だから中盤でプレーしなかったんだ」
「でも今は選手として成長していて、自分の強みを生かせるようになっている。僕は中盤が一番得意で、ゴールを決めることができ、いいパスも出せるんだ。そしてボールの扱いが信じられないほど上手なマディソンとプレーしてるからね」
「ベンタンクールはこのプレー・スタイルだと信じられないほど素晴らしい選手なので、一見攻撃的に見えるだろうけど、今はとてもうまく機能しているんだよ」
