トッテナム・ホットスパーのミッドフィルダーは、キャプテンのソン・フンミンに関する今夏の発言についてFAから告発された。
football.london/Alasdair Gold
トッテナムのミッドフィルダーであるロドリゴ・ベンタンクールは、チームメイトのソン・フンミンに関するインタビューでの発言に対するFAの告発が通れば、6試合から12試合の出場停止処分を受ける可能性がある。
今夏にウルグアイで放送されたインタビューで、記者がユニフォームにソンのサインをもらってくれと頼んだ際に、ベンタンクールは冗談を返そうとした。
記者は「韓国人のサイン入りユニフォームをもらえますか?」と尋ねると、ベンタンクールは「ソニーか?」と尋ね、記者は「それか他のチャンピオンでもいいよ」と答えた。ベンタンクールは「ソニーのいとこでも、みんな似たような見た目だよ!」と答ると、記者は「ああ、そのとおりだね!!」と答えた。
木曜日のFA(イングランド・フットボール協会)の声明には次のように記されている。
「ロドリゴ・ベンタンクールは、メディアのインタビューにおける不適切な発言がFA規則E3に違反した疑いで告発された」
「トッテナム・ホットスパーのミッドフィルダーは、不適切な行動をとったり、暴言や侮辱的な言葉を使ったり、フットボールの評判を落としたりしたため、FA 規則E3.1に違反した」
「さらに、明示的か暗示的かを問わず、国籍や人種や民族的起源への言及が含まれているため、FA規則E3.2で定義されている『悪質な違反』にも該当する」
「ロドリゴ・ベンタンクールは、2024年9月19日(木)までにこの告発に対する回答を提出する必要がある」
ベンタンクールはそれまでの期間はプレーできるが、同様のすべての「悪質な違反」に対して、6試合から12試合の出場停止の制裁が規制委員会に勧告されている。
スパーズのミッドフィルダーは告発を受け入れるか否認するかを選択できる。受け入れた場合、委員会は制裁を決定する。ベンタンクールが否認した場合、委員会はその告発を支持するか却下するかを決定し、前者の場合は制裁が決定する。
ベンタンクールは、7月のコパ・アメリカ準決勝のコロンビア戦で観客席にボトルを投げ込んだことでCONMEBOL(南米サッカー連盟)から制裁を受け、現在4試合の代表戦の出場禁止処分を受けている。また、ベンタンクールは、この一件に関与した罪で1万6000ドル(1万2000ポンド)の罰金も科された。