ドミニク・ソランケ獲得の決断、ジェームズ・マディソンの調子、ソンのベスト・ポジションについて語るアンジ・ポステコグルー

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このミッドフィルダーは、その実力の片鱗は見せたものの、プレシーズン中にまだリズムを取り戻しておらず、ポステコグルーは今シーズンに本領を発揮することを期待している。

「離脱期間という点では大した怪我ではなかったが、マダーズにとってはかなりの後退となったという点で、それでも大きかったね。復帰後も他にいくつか小さな問題があったし、チームに復帰した時も、我々チームとしても苦戦していたと思うので、彼の選手としての資質を考えると、それもまた助けにはならなかっただろう」

「彼はユーロのメンバーに落選して当然失望したが、プレシーズンは懸命に練習している。良い点は、彼が体調が良く、また力強いシーズンを送るための良い機会と基盤を築いたことだ。ユーロを欠場したことの失望は、フットボール選手であることの一部にすぎないよ」

「良いことは大歓迎で全部取り入れていきたいが、それでも挫折はつきもので、それにどう反応するかが問われるんだ。彼はきっと、代表チームに復帰してイングランド代表としてプレーしたいと願うだろう。繰り返すが、それをモチベーションとして使う方法を見つけるのは彼次第だ」

「ただ言い逃れたり、いつも『それは自分には関係ないことだ』と言ったりすれば、改善の機会を逃すことになる。ああ、私はマダーズが復調したと感じているよ。彼は重要なシーズンを過ごす決意をしており、それが彼をイングランド代表に復帰させてくれることを願っているが、我々にとってもっと重要なのは、彼が本来の調子を取り戻してくれることだ」

では、ポステコグルーはユーロのメンバー落選での失望について、ギャレス・サウスゲートの決断によってマディソンの自信があまり損なわれないように本人と話し合いをしたのだろうか?

「いや、彼と直接話したことはないけど、『自信に満ちた選手』というのが何を意味するのかは分からない。選手としては常に集中していなければならないと思うよ。環境の選り好みはできないはずだ。体力的にもフィットして、メンバーに選ばれれば奮い立つはずだ。マダーズに関しては、自信が欠けているわけではないし、自分が本当に優れた選手になれることを知っている。マダーズに関しては、昨シーズンは肉体的な要素が大きかったと思うよ」

「100%の体調でなかったときは、彼が望んでいたレベルでパフォーマンスできなかったし、怪我から復帰したときでさえ、シーズン当初のような肉体的なレベルに到達したとは思えなかった。だから、それが彼にとって本当に重要なことなんだ。本当に良いトレーニングをして、肉体的なコンディションが良ければ、彼のプレーはそこから生まれると思う」

「それが彼に対して我々がやろうとしていることだ。彼に本当に強いプレシーズンのトレーニングを課して、肉体的に彼を後押ししようとしてきた。彼がそのことに満足すれば、自信や自己信念が欠けているのではなく、残りの部分はそこから始まると思う」

「我々が彼を獲得した理由もそこなんだ。彼はエキサイティングな選手だ。ボールが彼の足元にあるとき、クリエイティブなタイプの選手であり、そういったプレーが多くの人の心を揺さぶるものだと誰もが知っている。大きなタックルや素晴らしいセーブを期待される選手もいるが、彼は間違いなく観客を席から立ち上がらせることができる選手だね」

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