ロドリゴ・ベンタンクールは、コパ・アメリカの準決勝でウルグアイがコロンビアに敗れた後に起きた醜い事件に関与したとして処罰された。
football.london/Rob Guest
ロドリゴ・ベンタンクールは、コパ・アメリカの準決勝でウルグアイがコロンビアに敗れた後に起きた醜い出来事に関与したとして、4試合の国際試合での出場停止処分を受けた。7月に米国のノースカロライナ州シャーロットでコロンビアが1-0で勝利した後、この試合の話題は結果ではなく、試合終了の笛が鳴った後にスタンドで起きた騒動になってしまった。
ウルグアイ代表の選手たちの家族の近くにいたファンが暴れ始め、さらにリバプールのダーウィン・ヌニェスを含む数人の選手がスタンドに飛び込む事態となった。事件の映像には、トッテナムのミッドフィルダー、ベンタンクールがタッチラインからそこにボトルを投げ込み、スタンドに上がっていたウルグアイのフィットネスコーチ、サンティアゴ・フェロの額に当たった様子が映っていた。
別のアングルでは、ボトルがフェロの頭にぶつかり、フェロが意識を失い、その後、スタッフの額の切り傷から血が流れている様子が映されていた。2つ目の映像では、ベンタンクールが別の物を観客に投げ込み、スタッフに連れ去られる様子が映っていた。
コパ・アメリカ準決勝の後の不愉快な事件を受けてCONMEBOL(南米サッカー連盟)が懲戒調査を開始し、ベンタンクールは名前が挙がったウルグアイ代表の11人のうちの1人だった。調査後、CONMEBOLは合計11人の選手に制裁を科し、ファンと対峙していたヌニェスは事件への関与で5試合の出場停止処分を受けた。
ウルグアイ人ジャーナリストのロドリゴ・ロマーノの報道によると、ベンタンクールは4試合の出場停止処分を受け、1万6000ドル(1万2118ポンド)の罰金を科せられた。つまり、ウルグアイがパラグアイ、ベネズエラ、ペルー、エクアドルと戦うワールドカップ予選には出場できないことになる。トッテナムのミッドフィルダーであるベンタンクールは、11月にコロンビアを迎え撃つホームゲームから再び代表戦に出場できる。
マティアス・オリベラ、ロナルド・アラウホ、ホセ・マリア・ヒメネスはいずれも3試合の出場停止処分を受けた。サンティアゴ・メレ、マティアス・ビニャ、セバスティアン・カセレス、エミリアーノ・マルティネス、ファクンド・ペリストリ、ブライアン・ロドリゲスはいずれも出場停止処分を免れたが、それぞれ5000ドル(3787ポンド)の罰金を科せられた。合計で、AUF(ウルグアイ・サッカー協会)と11人の選手は12万ドル(9万885ポンド)の罰金を科せられたことになる。