それは、UEFAの見解では非ホームグロウン(外国人)の選手の上限は17人であり、ヨーロッパの規則ではベリヴァルがそのリストに加わるためだ。トッテナムには『協会育成選手』が8人いるが、前述のように、彼らのために確保されている枠は4つだけなので、残りの4人は「Aリスト」の17人の枠を使わなければならない。
さらに混乱を招くのは、ポステコグルーにはブランドン・オースティン、アルフィー・ホワイトマン、オリヴァー・スキップの3人しか『クラブ育成選手』がおらず、スキップのみがフィールド・プレーヤーだ。これは、昨年にハリー・ケイン、ハリー・ウィンクス、そして今夏にジャフェト・タンガンガ、トロイ・パロットらがチームを去ったためだ。スキップは新シーズン、レギュラーとしてプレーすることを切望しているが、スパーズはこれらの問題のため、退団を認める前に熟考する必要があるだろう。
つまり、ポステコグルーは、4人目の『クラブ育成選手』がいないことを考慮に入れて、登録メンバーを25人ではなく24人に減らすか、すでに「Bリスト」に入っている若手を昇格させるか、マーカス・エドワーズやカイル・ウォーカー・ピータースのように『クラブ育成選手』と見なされる元スパーズの選手を補強するかのいずれかを試みなければならないということだ。なお、チェルシーのノニ・マドゥエケは16歳でスパーズを去ったので、『クラブ育成選手』には該当しない。
したがって、『協会育成選手』の4枠と、現在『クラブ育成選手』の3枠を除けば、ポステコグルーには、残りの17名の枠に収めなければならない選手が21人いることになる。しかもこれは現状であり、新戦力が加わった場合はさらに枠が減ることも忘れてはならない。
ロチェルソとレギロンの退団により、17名の枠に収めなければならない選手は19人になる。10代のディフェンダー、フィリップスが再びローン移籍する可能性もあるが、さらにポステコグルーは、経験豊富なフレイザー・フォスターをヨーロッパ戦の登録メンバーから外すか、マノル・ソロモンを売却またはローン移籍させるか、あるいは選手に予想外の獲得オファーが入ったらそれに応じるかを決めることになる。
これら3つの主な提案のうち2つを実行すれば、現在の選手たち全員をヨーロッパ戦で使えるようになるが、ポステコグルーは今後数週間でさらに多くの新戦力がクラブにやってくることを望んでいる。
今シーズン、さらなる新加入選手をヨーロッパリーグに出場させるには、さらに多くの選手を登録メンバーから外さなければならない。トッテナムにとって、これから数週間は興味深いものになるだろう。