プレミアリーグとヨーロッパリーグの登録メンバーを巡るアンジ・ポステコグルーに決断を迫られる大きな問題

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ヨーロッパリーグ

さて、ヨーロッパリーグの登録メンバーは制限やさまざまな分類で少しややこしいので、しっかり目を覚まして集中してほしい。

プレミアリーグのルールとの最初の違いは、21歳以下のリストが「Bリスト」と呼ばれ、UEFAの見解ではクラブで2年間過ごした選手にのみ適用されることだ。つまり、グレイとベリヴァルには適用されず、アシュリー・フィリップスにも適用されまない。また、ベリスもクラブに残留していたとしてもこの「Bリスト」には入れなかっただろう。

「Aリスト」とのもう1つの大きな違いは、ホームグロウンの選手の分類で、ヨーロッパの大会では2つの異なるカテゴリーに分かれている。

しかし、まずは基本から始めよう。 UEFAの規則では、シーズン中にクラブが「Aリスト」に25名を超える選手を登録することはできず、そのうち少なくとも2名はゴールキーパーでなければならず、そのリストは9月3日までにオンラインで提出しなければならないと定められている。

規則ではさらに、「最低でも25名のうち8名は『地元でトレーニングした選手(ホームグロウンの選手)』(locally trained players)であることが求められ、クラブは8名のうち4名を超える『協会育成選手』(association-trained players)を登録することはできない。チームに『地元でトレーニングした選手』が8名未満の場合、リストAの登録メンバーの数はそれに応じて削減される」と規定されている。

つまり、逆に、『協会育成選手』を4名以上登録する場合は、余剰分をメインの「Aリスト」に登録する必要がある。これは、クラブが『協会育成選手』を多くか抱えてもあまり報われないという点で、ある意味奇妙なシステムだ。ただし、アカデミーの非常に若い選手が「Bリスト」に入る場合は別だ。

では、ホームグロウンの選手とはどのような選手だろうか。2種類ある。1つは『クラブ育成選手』(club-trained players)で、15歳から21歳までの間に3シーズンまたは36ヶ月間、クラブの登録リストに載っていた選手だ。もう1つは『協会育成選手』(association-trained players)で、15歳から21歳までの間に3シーズンまたは36ヶ月間、同じ協会内の別のクラブを含む登録リストに載っていた選手だ。

「Bリスト」については、2003年1月1日以降に生まれ、UEFAに登録されるまでに15歳の誕生日から2年間連続してクラブでプレーする資格がある選手、または合計3年間連続してプレーする資格がある選手で、同じ協会のクラブに1年を超えない期間で最大1回のローン期間がある選手が対象となる。なお、16歳の選手は、過去2年間連続してクラブに登録されている場合に登録できる。

また、数年前のUEFAの規則変更により、イングランド・フットボール協会のクラブで育ったウェールズ人はホームグロウンの選手としてカウントされるようになった。つまり、ベン・デイヴィスは『協会育成選手』として、ホームグロウンの選手と見なされる。

それでは、これらすべてがトッテナムにとって何を意味するのだろうか。率直に言って、悩ましい事実と多くの難しい決断が待ち受けている。

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