トッテナム・ホットスパーの指揮官が人生、トッテナム、そして将来について語った最新インタビュー。
football.london/Alasdair Gold
アンジ・ポステコグルーは、トッテナムが今シーズンに向けてもっと巨大なチーム戦力が必要となるのは「明白」だと考えており、昨シーズンは状況が大きく変わっていたかもしれないとの考えも明かしている。
トッテナムの監督は、シーズン開幕前夜にハリー・ケインを失い、その後負傷によるチーム戦力崩壊の危機に見舞われ、シーズン中盤の大半で欠場者が2桁に達するという状況だったにもかかわらず、プレミアリーグ初シーズンで、より多くのポイント、より多くのゴール、より少ない失点を記録し、最終的にクラブを5位に導いた。
このオーストラリア人は、トッテナムでの最初のシーズンから多くの教訓を得たことを認めており、その1つがチーム戦力の大きさだった。今夏、これまでに加入したのはアーチー・グレイとルーカス・ベリヴァルという18歳の2人だけだが、ポステコグルーは今月中にもっと補強を進めたいと考えているのは明らかだ。
「常に学びがある。つまり、昨シーズンの顕著な点の1つは、プレミアリーグの厳しい戦いに対処できるチーム戦力を持っていなかったということだ。特に、世界で最も厳しいリーグで、ある程度のプレーの激しさと競争力に挑戦し、それを維持しようとしているのならばね」
「途中でチーム戦力の一部が欠場したことによって挫折があったと、我々は本当にそう感じていたんだ。おそらく、上位のライバル・チームよりも強くそれを痛感しただろう。だから、我々はそれを解決しようとしてきたんだよ」
「それは驚くべきことではないんだ。私にとっては、挑戦するには、一定レベルの一貫性を維持できる中核となる選手のグループが不可欠だということが分かった。その理由の一部は、私が初めて参戦したシーズンに多くの怪我人が出たからで、それは単に我々のトレーニング方法ややり方のせいだと思っている」
「今シーズンは、その面に対処する準備がずっと整っている。原因の一部は、選手たちにとって新しいやり方だったからだろう。だから、私の考えでは、チーム戦力を厚くするだけでなく、競争できるチーム戦力を作らなければならない。昨シーズンは、競争力をもたらすチーム戦力を作ることに重点が置かれていたと思う」
「私はそれでも大幅なリビルドだったと思っているが、まだその途中なんだ。チームや選手のグループは自然なサイクルの終わりを迎えていた。契約期間の長さからもそれがわかるだろう。4~5人の重要な選手が契約満了を迎えていたので、サイクルの終わりを迎えたチームだったことがわかるね」