トッテナム・ホットスパーの監督は、この夏の移籍マーケットで多くの右サイドバックの移籍が噂される中、スペンスに自分の気持ちをはっきり伝えていた。
football.london/Alasdair Gold
アンジ・ポステコグルーは、ジェド・スペンスが来シーズンもトッテナムのチームに残ってほしいと考えており、ゆえに他の右サイドバックとの補強の報道は現時点では的外れとみられている。
スペンスは2年前の夏にスパーズに加入して以来、レンヌ、リーズ、ジェノアにローンで移籍しており、これまでは出場機会に恵まれていない。しかし、金曜日に24歳になったこの右サイドバックは、今夏トッテナムに復帰し、プレシーズンのトレーニングと試合の両方でその積極性と能力でポステコグルーとコーチ陣を感心させている。
プレシーズンの序盤に右サイドで好成績を収めたスペンスは、バイエルン・ミュンヘンとの過去2試合で、より不慣れなポジションである左サイドバックで先発起用された。ドイツの巨人の圧倒的な攻撃力に対処するのは簡単な仕事ではない。
ポステコグルーは、日本と韓国へのクラブのアジア・ツアー中に、スペンスが現在の道を進み続け、自分の進むべき道をコントロールできるなら、チームに居場所があると語っている。この言葉からは、スペンスにスパーズに残ってほしいとポステコグルーが伝えたと理解している。
よってモナコのヴァンデルソンや、昨シーズンにルートンにローン移籍したマンチェスター・シティのイッサ・カボレなど、他の右サイドバックとの移籍の噂は的外れだと考えられている。
スペンスが現在の素晴らしい歩みを続け、移籍マーケットの期限が迫るこれからしばらくの間、状況が急変しない限り、ポステコグルーはペドロ・ポロとホームグロウンであるスペンスを右サイドバックのオプションとして備え、さらに夏に獲得したアーチー・グレイもそのポジションでプレーできる。
「ジェドに関してだが、彼をプレシーズンに合流させ、彼の実力で見定めている。彼はトッテナムの選手だ。公平に言えば、彼はトレーニング方法や全体的な姿勢において、このプレシーズンで我々にとって非常に良い存在だったと思う」
「しかし、こうしたことの多くは選手自身の手に委ねられるんだ。選手は多くの点で自分の将来を決めることができる。ジェドもその一人だと思うよ」
「彼には間違いなくチャンスがあると思っている。チーム作りを考えると、彼は間違いなく自分の資質で貢献できる選手だ。昨シーズンはチャンスがあると思っていたが、うまくいかなかった。そういったことに関しては、選手は自分の進むべき道コントロールできるのに、指示を待っていることがあると思うよ」
