今夏のプレシーズンでクラブに合流して以来、大きなインパクトを残している若き右サイドバックについて、トッテナム・ホットスパーの監督に話を聞いた。
football.london/Alasdair Gold
アンジ・ポステコグルーは、トッテナムにおいてジェド・スペンスが「自分の進むべき道をコントロールし続ける」のであれば、チームに居場所があるとに明言した。
2年前のこの時期、韓国でアントニオ・コンテは、スペンスの移籍がまだ発表される前に「クラブ主導で契約した選手である」と語り、この若き右サイドバックがミドルスブラからスパーズに加入する流れを作った。スペンスはイタリア人指揮官のもとで自分の居場所を見つけることができず、シーズン後半はフランスのレンヌに貸し出されることになった。
彼は1年前の夏、ポステコグルーのもとでポジションを獲得することができず、不運にもリーズ・ユナイテッドへのローン移籍となったが、その移籍は短期間で終了し、その後、セリエAのジェノアでより成功した時間を過ごした。イタリアのクラブは今夏、彼と再契約したかったが、23歳のスペンスに対するトッテナムの評価額に応じるつもりはなかった。
スペンスは加入してからの2年間でトッテナムで6試合に出場してわずか43分しかプレーしていないが、イタリアでの時間は彼の右サイドバックのキャリアにまさに必要なものだったようだ。彼は自分の価値を証明する決意でこの夏にノースロンドンのクラブに戻り、プレシーズンを通してトレーニングと試合の両方で印象的なプレーを見せ、ポステコグルーとコーチ陣を驚かせた。彼は偽サイドバックの役割を学ぶ意欲を示し、これまでは中央でもサイドでもうまく機能している。
つまり、クラブを離れると予想されていた他の選手は将来を決断するためにロンドンに残されたが、このディフェンダーは日本と韓国へのツアーに同行した。トッテナムは今夏、多くの右サイドバックの獲得が噂されており、最新の報道ではマンチェスター・シティのイッサ・カボレがノースロンドンのクラブに移籍するとの報道が出ているが、現時点では的外れと思われる。
ポステコグルーのもとでトレーニングに励むスペンスが現在の努力を継続していれば、確かな評価を得る存在になる可能性は十分にある。オーストラリア人指揮官は金曜日、ソウルでfootball.londonにそのことを認めた。
「ジェドに関してだが、彼をプレシーズンに合流させ、彼の実力で見定めている。彼はトッテナムの選手だ。公平に言えば、彼はトレーニング方法や全体的な姿勢において、このプレシーズンで我々にとって非常に良い存在だったと思う」
「しかし、こうしたことの多くは選手自身の手に委ねられるんだ。選手は多くの点で自分の将来を決めることができる。ジェドもその一人だと思うよ」
「彼には間違いなくチャンスがあると思っている。チーム作りを考えると、彼は間違いなく自分の資質で貢献できる選手だ。昨シーズンはチャンスがあると思っていたが、うまくいかなかった。そういったことに関しては、選手は自分の進むべき道コントロールできるのに、指示を待っていることがあると思うよ」
「ジェドはここにいる。彼はスパーズの選手だ。彼は我々のフットボールにフィットする非常に優れた選手だよ。だから、私が決断を下すのと同じくらい重要なのは、彼次第ということなんだ」
「今ご覧の通り、彼はプレシーズンでとても好調で、ツアーでもとても好調だ。私だけでなく、すべてのコーチに感銘を与えている。コーチの中には彼と仕事をするのは初めてという人もいて、全員が彼にとても感銘を受けているんだよ」
「彼はここ数年で自分自身についていくつかのことを学んだのかもしれないね。その成果を我々が得ることができれば嬉しく思うね」