ポステコグルーの手を抜かぬ特訓
この気温の高さもあって、ポステコグルーと新しく増強されたコーチ陣は、特に時差ボケの選手たちにゆるく対応したのではないかと考えるのも無理はないだろう。
もちろん、それは完全に間違っている。 プレシーズンではそうはいかないし、オーストラリア人のシステムはエネルギーの高い、容赦ないフットボールが全てであり、スパーズのヘッドコーチが望むパフォーマンスに必要な体力をつけるために、選手たちは今のところ軽いトレーニングで一日を過ごす余裕はない。
そのため、移動のおかげで火曜日にまる一日休んだ後、すぐにダブル・セッションに戻った。選手たちは日本行きのフライト前の月曜日の朝、ホットスパー・ウェイでトレーニングを行い、日本の首都に到着したその火曜日の夜は休養にあてた。
今シーズンは、シニア・アシスタントコーチのマット・ウェルズ、アシスタントコーチのライアン・メイソン、マイル・ジェディナック、新人のニック・モンゴメリー、セルジオ・ライムンド、ゴールキーパーコーチのロブ・バーチと、コーチングスタッフが増員されたため、スタッフ全員がセッションのさまざまな部分を担当し、選手たちが指導の目から逃れることはできなくなった。