シャフタル・ドネツクがマノル・ソロモンの移籍を巡るトッテナムとの補償交渉がまとまらず法的措置を検討

この記事は約5分で読めます。

「トッテナムのようなクラブがこのように振る舞うことはできないはずだ。トッテナムは世界的に有名なトップクラブであり、彼らがしているように振る舞うことは非常に奇妙だよ」

「我々は何ヶ月にもわたって彼らと交渉し、彼らを尊重し、正直に言って巨額の金額を要求しているわけではなかったんだ。そもそもお金を要求することさえなかった。我々は『OK、将来の移籍金(の一部)を与えて欲しい』と言ったんだ」

「選手をフリーで獲得し、その選手に2000万ユーロの価値がある。移籍マーケットでは常に選手が過小評価されている。そこにも注目すべきだろう。我々がこの選手に投資し、育成したことを意味する。我々のその実績を尊重すべきだ。我々もフットボール・ファミリーの一員だと言ってくれるのなら、フリーで獲得した後にでも、我々のことに気を遣ってくれないのは不公平だよ」

「私にとっては(将来の移籍金の)20%~30%が公正だろう。この状況ではそれが公正な価値だろうね」

シャフタルは、昨シーズンの前半戦にリヨンへローン中だったマテウス・テテが、昨夏にガラタサライにフリーで加入したことで訴訟を起こしている。

パルキンは、このウインガーが昨年1月にローン先をレスターに変えて加入し、そこではローン費用として100万ユーロを受け取っているので、ローン費が払われなかったリヨンを訴えているが、昨夏に付属書7を利用してトルコに移籍したテテとガラタサライに対しては別の訴訟も起きている。

シャフタルと2023年末までの契約を結んでいたテテを巡る2つの裁判の審議の日程はまだ決まっていない。

パルキンはソロモンの移籍を巡って法廷に立つ用意があるが、スパーズは戦争状態にあるウクライナでクラブ活動を続けようとするシャフタルに対して誠意を持って行動すべきだと信じている。

「必要に応じてスパーズに対して法的措置を講じるつもりだ」

「しかし、いずれにせよ私がスパーズの会長に訴えているのは、彼が手を差し伸べて我々をサポートしてくれると信じているからである」

「この国では戦争が起きており、彼らはこれに注意を払うべきだ。我々の国で戦争が始まったとき、民主主義世界全体が我々を支持していた。私はこの種の道徳を訴えることでサポートを導きたいんだ」

「しかし、いずれにせよFIFAとの議論では、確かに我々はCASで負けたし、この制度に対抗するのは難しい。しかし、いずれにせよクラブがフリーで選手を獲得するのであれば、それは不当利得であると我々は信じている」

「我々は法廷に行き、何らかの補償を得るために全力を尽くすつもりだよ。選手たちに多額の資金を投資しており、このような状況が起こることなどあり得ないからだ。我々は問題を共有し、周りのクラブから助けを得る必要がある。FIFAとECAは、我々は一つのフットボール・ファミリーであると言うのなら、我々はファミリーであるべきであり、このような状況はあってはならないんだ」

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました