シャフタル・ドネツクがマノル・ソロモンの移籍を巡るトッテナムとの補償交渉がまとまらず法的措置を検討

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シャフタル・ドネツクのセルゲイ・パルキン最高経営責任者(CEO)は、マノル・ソロモンの移籍金に関する交渉中にピーナッツ(二束三文)を提示したトッテナムの不敬を非難し、解決策がすぐに見つからなければ法廷に訴えると脅した。

ESPN FC/James Olley

ロシアとウクライナとの戦争勃発を受けてこの地域でプレーする外国人選手の契約を一方的に停止できるというFIFAの裁定をスパーズが利用し、昨年7月にソロモンをフリーで獲得した。

シャフタルは、選手の地位と移籍に関する規定の付属書7の変更に異議を唱えた複数クラブのうちの一つつであるが、FIFAとスポーツ仲裁裁判所(CAS)によってその上訴が却下された後、ウクライナのクラブは特定のクラブがこの条項を利用して「不当に利得を受けた」として法的処置に動いた。

ソロモンはシャフタルと2023年末まで契約を結んでいたため、同規定の付属書7が存在しなければスパーズは相応の移籍金を支払わなければならなかったはずだろう。シャフタルは2019年1月にマッカビ・ペタク・チクバからこのウインガーを650万ユーロで獲得したが、スパーズに加入した際の市場価値は2000万ユーロだったと考えている。

昨年10月、ESPNは両クラブが移籍金の支払いについて協議を行っていたが、合意に達せず交渉は決裂したと伝えていた。

パルキンCEOはESPNに次のように語った。

「10月以来、我々はトッテナムとの交渉に熱心に取り組んできた」

「しかし、最終的にトッテナムは公正性と公平の原則に従った行動をとらなかった。この状況で、我々はトッテナムから軽視されていると感じている」

「私の気持ちを深く理解してもらうために、この数ヶ月間、我々は交渉を行ってきた。実際、我々はスパーズの会長のダニエル・レヴィに対し、誠意を持って行動し、欧州フットボール・ファミリーの共通の価値観を守り、公正な補償方法を見つけるよう訴えかけていた。それが我々の話し合いのテーマだったんだ」

パルキンとトッテナムのフットボール・アドミニストレーション&ガバナンス担当役員であるレベッカ・ケイプルホーンとの間で交渉が行われており、スパーズはソロモンが将来の移籍で発生する移籍金の10%を支払うことを申し出た。ソロモンは10月以来膝の負傷で離脱しており、トッテナムではわずか6試合しかプレーしていない。

「彼らは何らかの提示があったが、彼らの提案は真剣さが感じられるものではなかった」

「彼らの準備した提示はピーナッツのようなものだが、それでは彼らが得たものとは比較にならないんだよ」

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