アンジ・ポステコグルー:アストンヴィラ戦を控えての記者会見2

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「あれは我々にとっての問題ではなかったと思う。それは(エバートンとの)あの試合でもあったが、試合をしっかりと審判団がさばけていたとは感じなかったね…それ以来、あのような場面の判定を観るのは興味深くなった。あれから審判はペナルティーエリア内での接触がどれだけあるかをより警戒するようになったので、おそらく我々のはそのためのテスト・ケースだったのかもしれないね」

「ゴールキーパーが他のリーグからプレミアリーグに来るのは簡単ではないよ。プレミアリーグのようなリーグは他にはないと思うし、ゴールキーパーにフィジカル面でかかるプレッシャーも強い。彼は本当にうまく対処してくれたよ」

「あとは守備のセットプレーに対処するだけだ。ほとんどの場合、我々はかなりうまく対処してきた。昨シーズンまではクラブ全体があまりうまく対処できなかったと思う。我々はその領域で間違いなく改善したよ」

クラブ史上最高の選手の一人であるハリー・ケインをバイエルン・ミュンヘンへの移籍で失ったわずか2日後にスパーズで最初のシーズンをスタートさせたポステコグルーだが、その後、さらに相次ぐ負傷者の問題を抱えながらスパーズを指揮しなければならなかった。今シーズンはまだ残されてるが、このオーストラリア人はこれまでのクラブのサポートに満足している。

「これまでに起こったことすべてを踏まえて、まだ12試合も残っている現時点でじっくり考えるという贅沢を自分に与えられたら、クラブ、特に選手たちが今シーズンの逆境に対応してくれた事をとても誇りに思うよ」

「新しい監督が就任し、新しいプレー・スタイル、新しいスタッフ、チーム戦力の入れ替えがあり、最初の試合の2日前にハリー・ケインを失うなど、いくつかの大きな課題に直面した。あの時点ではまったく異なる方向に進む多くのシナリオを想像することができただろう」

「フットボールクラブとしての我々と選手たちがその挑戦に取り組んだ道筋を考えると、少しの気の緩みや逃げ道を探していたら、今シーズンは今のような立場になれなかったはずの局面がたくさんあった。かなり大きな負傷と離脱が重なり、代表戦での離脱もあったが、我々が毎週出場させてきた選手たちの競争力をとても誇りに思っている。たとえ負けた試合でも、我々は自分たちのプレーを貫いた。そして我々は誰にも打ちのめされることはなかったからね」

「もし我々が逆の方向に進み、周りからの期待を軽視し、今シーズンの進歩から逃げていたら、今シーズンは私が思っているほど多くの成果を得ることができなかったと思う。我々は非常に強力なベンチマークとなる競争力を示したが、我々が今取り組んでいることに言い訳はできず、前進あるのみとなったんだ」

「今後も成長し続ければ、今シーズンのような課題ではなくとも、また他の課題も出てくると思うが、今シーズンを振り返って『ああ、あのときはずっと一度も気を緩ませず、逃げることなく、ずっと戦い抜いた』と誇り高く言えるだろう」

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