「我々が目指すチームという観点から、私はセットプレーと他のすべてのことを分けて考えていない。できるだけすべてをリンクさせたいんだ」
「ここでは攻撃と守備のセットプレーに関してマイル(ジェディナク)とライアン・メイソンに役割を分担させ、彼らは分析スタッフと協力して多くの労力を費やしている。どこのクラブもそうだと思うよ。専任のコーチを導入するクラブもあるし、そこは理解している。それは私の仕事のやり方ではないだけだ」
「私は常に、我々が行うすべてのことに対して統合的な環境を作り、何も分離しないように努めている。特定の分野について専任コーチを連れてくることに抵抗があるんだ。ただ、何よりも私の働き方のせいなんだよ」
ポステコグルーにとってすべてはセットプレーを蹴る選手の質の問題であり、その点において、彼はポロとジェームズ・マディソンのキックの質でボールを敵陣のボックス内に叩き込むことができる。
「キックの質は極めて重要だ。先週はあまり良くなかったね。マダースは通常セットプレーが上手いが、我々にはたくさんのセットプレーを与えてしまったと思っていたし、メイソンもそこにはかなりがっかりしていたよ」
「改善できる分野は常にあり、彼らは練習に取り組んでいる。それは確かに助けになるね。組織と同じくらい、その素質に秀でた戦力が必要になるんだ。もしすでにチームにいれば、ちょっと例えが古いがこのチームにデビッド・ベッカムがいれば、セットプレーのコーチは必要ないよね」
ピッチの反対側では、ジェディナクがクラブの守備のセットプレーの仕事を引き受けているが、ポステコグルーは同胞であるジェディナクが不安要素が多い守備のセットプレーにおいて改善に向けた影響を発揮できると信じている。
「私が彼を指導したが、今では彼自身がコーチを務めている。彼は選手たちに規律を持たせ、組織力を高めているよ」
「彼は現役時代からそれほど時間が経っていないので、ピッチの上で起こっていることをよく理解していると思うし、なにより恐ろしい男なんだよ、相棒。みんなが彼に立ち向かうことを恐れていて、その点も彼の優れたところだと思ってるんだ」
最近、スパーズの守備的なセットプレーの取り組みで疑問を持れたのは、コーナーキックの際にゴールキーパーのグリエルモ・ヴィカーリオの進行を妨げるように相手選手のターゲットになったことだ。しかし、ポステコグルーは、イタリア人キーパーがプレミアリーグの高いフィジカル面の要求に適応しており、審判団もヴィカーリオに何が起こっているのかを賢明に理解していると信じている。