リシャルリソンは、2022年のワールドカップでブラジルが敗退した後、暗黒期に突入してしまったと語った。
トッテナムのリシャルリソンが、ブラジルの2022年ワールドカップ・カタール大会で敗退した後の精神的な窮地にあったことを明かした。
26歳のストライカーは、同大会で4試合に出場して3ゴールを記録し、ブラジル代表のチーム内得点王となった。しかし、ブラジルは準々決勝でクロアチアに敗れて同大会を終えた。
ESPN Brasilのインタビューで感情をさらけ出したリシャルリソンは、当時あの状況を受け入れるのに苦労し、父親に「ギブアップしたい」と伝えた経緯を詳しく語った。彼はその気持ちを「家族を失うよりも辛かった」と表現した。
「トレーニングに到着する前に家に帰りたくなるんだ。自分の部屋に閉じこもりたかった。頭の中に得体のしれないものが浮かんでくるんだ」
「父にもギブアップしたいと伝えたんだよ。そんな言葉が出てくるなんて悲しいよね？」
「ワールドカップの後に僕が経験したこと、ここ家で7年以上も一緒に住んでいた人たちからいろんなことが見えてしまって…クレイジーだったよ。一緒に夢を追いかけてくれた父のところに行って、『父さん、もうギブアップしたい』と言うのはクレージーさ」
リシャルリソンはブラジル代表の背番号9であることのプレッシャーについて語った。
「ちょうどワールドカップが始まったばかりで、最高の状態だったんだ。もうピークに達していたんだよ、わかるかい？」
「わけがわからなかった。自殺について話すつもりはないんだ。でも、僕は落ち込んでしまって、ギブアップしたかったんだ。精神的に強そうな自分がこのざまさ。ワールドカップの後はすべてが崩れ去っていくように思えたね」
