ルカ・ヴスコヴィッチはハイドゥク・スプリトからポーランドのラドミアク・ラドムにローン移籍し、トッテナムに合流する前にそこで経験を積むことになる。
football.london/Rob Guest
昨シーズン、ハイドゥクで11試合に出場し、国内カップの準々決勝、NKオシエク戦でゴールを決めてクロアチア史上最年少ゴールを記録。このクロアチアで名を馳せた若手ディフェンダーに多くのクラブが関心を示す中で、トッテナムは9月に獲得した。
スパーズと総額1200万ポンドで2030年までの契約を結んだこのディフェンダーは、2月下旬に17歳になるが、FIFAの規定により18歳になる2025年までイングランドでのプレーを待たなければならない。当面はハイドゥクに残るが、残念ながら今シーズンはトップチームでの出場機会が無いため、シーズン終了までのローンでラドミアク・ラドムと加入するためポーランドへ向かうことになった。
ラドミアク・ラドムは現在ポーランドのトップリーグで10位だが、残りのシーズンでトップ6に進出するのはかなり容易だろう。このディフェンダーのローン移籍は、これまでは限られていたトップチームでの出場機会を増やすチャンスを与え、それは長期的にアンジ・ポステコグルーとトッテナムにとっても恩恵となるはずだ。
昨シーズンに急激に頭角を表したヴスコビッチは、リーグ戦で6度ハイドゥクの招集メンバーに名を連ねていたが、いずれも出場機会はなかった。その代わりに、今シーズンは大部分をハイドゥクのU-19でプレーしていた。
これまでにヴスコビッチは何よりもまず明るい将来が待っている非常に優れたディフェンダーであることを証明し、さらにゴールを決める目を持っていることも示した。昨シーズン、U-19で14試合に出場し6ゴールを記録したヴスコビッチは、11月のHNKシベニク戦で5-2で勝利した試合で2ゴールを記録した。
12月、この若者がトッテナム・ホットスパー・スタジアムでプレミアリーグのエバートン戦を観戦する姿が目撃されていた。試合に先立ってInstagramのストーリーに投稿すると、ヴスコビッチは選手たちが試合前の散歩をする中、スタンドでピッチを見つめる姿が映されていた。
スパーズがトフィーズと激闘の末に2-1で勝利した後、彼は再びInstagramにトッテナム・ホットスパー・スタジアム内で行われた祝賀会の動画を投稿した。もちろん、本人は18歳になってトッテナムに合流するまで、ノースロンドンのクラブでの出来事をチェックし続けることになるが、今の優先事項は、ローン先のラドミアク・ラドムでピッチの上でインパクトを与えることだ。同クラブはさっそく金曜日に親善試合でモトル・ルブリンをホームに迎え撃つ。